源氏物語の時代と衣装
紫式部の「源氏物語」が書かれたのは摂関政治全盛期のようですが、
時代設定はそれより百年から五十年ぐらい前のようです。
http://www.kokken-jp.com/genji/genji004.php
大和和紀さんの「あさきゆめみし」など、過去に何度も漫画家や映像化されていますが、
そういった作品では恐らく院政期から平氏政権期に描かれた「源氏物語絵巻」や、
摂関政治全盛期の装束をお手本としているように思えます。
いわゆる十二単なども、紫式部が想定していた醍醐朝~村上朝にはまだ存在していなかったと思われますが、
実際にこの辺りの時代の人はどのような装束を身にまとっていたのでしょうか?
京都の時代祭では、以前小野小町といえば十二単姿だったようですが、
最近では彼女の実在していた時代に合わせて平安初期の大陸風の名残がある衣装になっているようです。
醍醐朝~村上朝に実際どのような装束が着られていたかを考えると、源氏物語のイメージも少し変わってくると思います。
この時代の装束(男女問わず)がどのようなものだったか、ご存じの方がいらっしゃぃしたら教えてください。