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ワルキューレの言語と意味
こんにちわ。色々と検索してもヒットしないのでこちらで質問します。 さて、ワルキューレ・ヴァルキューレ・ヴァルキュリエ・ヴァルキリー‥ 言葉のニュアンスで呼び名は様々ですが、同一だと思います。この中で登場する有名な女神の名前、ニーベルングの指輪にも登場するブリュンヒルデなどの九人の名前(ここでは9人説で)に含まれる意味などはあるのでしょうか? 例えば、ジーグルーネは『勝利』グリムゲルデは『怒り』などを意味すると何かで見たような覚えがあります。 他のワルキューレにも名前に意味は含まれているのでしょうか? 前々から気になっていたことなので教えていただければ幸いです。 文面で判らない事があれば、補足要求をお願いします。 それではヨロシクお願いします。 有名なワルキューレ ロスヴァイセ:ブリュンヒルデ:ゲルヒルデ:ヘルムヴィーゲ シュウェルトライテ:オルトリンデ:ワルトラウテ:ジーグルーネ:グリムゲルデ
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「ワルキューレ」(戦場の乙女)というのは、北欧神話や北欧文化の概念なのですが、ヴァグナーの「ヴァルキューレ」に出てくるという9人の乙女たちの名は、すべてドイツ語か、古高地ドイツ語だと考えられます(ゲルマンの名前です)。 ぴったりと合うわけでないものが少しあるのですが、音が同じであるとか、Gart, Garde, Gert, Gerde, のように、形のヴァリエーションから、想定できるものもあります。大体、9人は、次のような意味だと思えます: 1 ロスヴァイセ 2 ブリュンヒルデ 3 ゲルヒルデ 4 ヘルムヴィーゲ 5 シュウェルトライテ 6 オルトリンデ 7 ワルトラウテ 8 ジーグルーネ 9 グリムゲルデ 1 Ro/sz/wei/sz/e ロスヴァイセ Rosz(馬)+Weisze(白い女性/ G) → 騎乗の白き乙女/白き馬? 2 Br/ue/nnhilde ブリュンヒルデ Bruenne(ahd/ brunnii 甲冑・鎖かたびら)+Hilde(ahd/ hiltja 戦い) → 戦いの甲冑・甲冑を着た戦いの乙女 3 Gerhilde ゲルヒルデ Ger(ahd/ geer 槍)+Hilde(ahd/ hiltja 戦い) → 戦いの槍・槍を持つ戦いの乙女 4 Helmwige ヘルムヴィーゲ Helm(兜/ G)+?Wiege(G/ 揺りかご・発祥地) → 兜の揺りかご・兜を揺りかごとした乙女 5 Schwertleite シュヴェルトライテ Schwert(刀・剣/ G)+?Leiterin(G/ 支配者・指揮者) → 剣の支配(者)・剣を支配する戦いの乙女 6 Ortlinde オルトリンデ Ort(剣の切っ先/ G)+Linde(リンデ・菩提樹/ G または Linde/穏やかな女) → 剣の切っ先のリンデ・切っ先のリンデの戦いの乙女 7 Waltraute ヴァルトラウテ Wal(戦場/ G)+Traute(勇気/ G) → 戦場の勇気・戦場の勇気ある乙女 8 Siegrune ジーグルーネ Sieg(勝利)+Rune(ルーン文字・神秘な文字) → 勝利の神聖ルーン文字・勝利の神聖文字の乙女 9 Grimgerde グリムゲルデ Grim/ griima(aengl/ Maske 仮面・覆面)+?Garde(G/ 親衛隊) → 仮面の親衛隊・仮面の守護の乙女 /ue/ は、uウムラウトの文字 /sz/ は、エス・ツェットの文字 Hilde hiltja(Kampf /battle) ahd =althochdetsch 古高地ドイツ語
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- grumpy_the_dwarf
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ワルキューレのメンバーそれぞれの名前に込められた意味ってことですね? 「ニーベルングの指輪」バージョンの9人についてはまとめて意味を説明しているサイトは 発見できませんでした。が、「エッダ」でポロポロ出てくるワルキューレたちなら、 http://mayou.lovelove.to/encyclopedia/item/myth_n_europe.html http://www.asahi-net.or.jp/~QI3M-OONK/tosyokan/fantasy/e-valkyria.htm などで紹介されています。多少は雰囲気が判りますね。
- minatouri
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面白いページを見つけました.参考URLの「ゲルマンな雰囲気」をご覧下さい. それによると,ヒルダ(ヒルデ)は(maid of)battleで「戦う乙女」という意味です. ブリュンヒルデはbreastplate+battleで「戦さ鎧」, ゲルヒルデのゲルはゲルハルト(硬い槍)のゲル(槍)で「戦さ槍」となり,「槍を持つ戦さ乙女」という意味になるでしょうか. ヘルムヴィーゲのヘルムは男性名ヘルムートと同じ「兜」を意味していると思います. オルトはold,ワルトはruleのようです.シュウェルトはシュバルツで森でしょうか. こちらの本も参考になるかと思います. 「ドイツ語語源小辞典」下宮忠雄編著 同学社 ; ISBN: 4810200558 2800円 「ヨーロッパ人名語源辞典」梅田修 大修館書店 ; ISBN: 4469012645 5400円
お礼
参考URL覗いてきましたが、本当に面白いページですね。 少し使い勝手が悪く、見難いですが今まで引っかかっていた事が解けそうな気がしてきました。 本の方も、図書館などを通じて探してみたいと思います。 回答ありがとうございました。
- utatane
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自分自身、確認の意味も込めてちょっと検索してみましたが「戦女神」というニュアンスのようです。 その名前に特に意味は込められてはいないようです
補足
ハイ。ワルキューレには戦女神、戦乙女などのニュアンスはあります。 ヴァルキューレでは、死者の選び手などとも呼ばれていますし。 人間の勇士が戦う戦の庭(ヴァル)+ヴァルハラを守護する役にふさわしい英雄を選ぶ(キューレ)でヴァルキューレらしいです。 外国での人の名前にはそれぞれ意味が込められています。 ジークリートなら英雄などの意味が込められているのでもしかしたら、女神たちの名前にも意味があるのではないかと思ったのです。 そもそも北欧神話でも登場しますが、語源は何語なんでしょうか? それが判れば糸口も見えるかも・・・ 態々検索してもらって言葉が足らないばかりにスミマセンでした。
お礼
回答ありがとうございます。 この質問をさせて頂いた後も、私なりに調べてドイツ語である事や、数人のワルキューレの意味はわかりましたが、どうしても解らないのもありまして・・・ ですが、こうも完璧なお答えをして頂けるとは思ってもいませんでした。 本当に感謝してます。 これでやっと、ぐっすり眠れます(笑) 本当にありがとうございました♪