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線積分
どうしても解き方がわかりせん。どなたか教えていただけませんでしょうか。≪xy平面内の2点(0,0)(a,b)を始点.終点とする直線Γに沿った線積分U(a,b)=-∫Γ(dxf(x)+dyf(y))を計算してポテンシャルU(a,b)を求めよ。f(x)=-3x^2y^2 f(y)=2x^3y f(z)=0≫なんですけど、線積分の意味は理解できたのですが、∫f(x)dxと∫dxf(x)の違いがわからなりません。また線積分の計算方法がわからないので教えてください。できればΓの意味も教えてください。
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>∫f(x)dxと∫dxf(x)の違いがわからなりません。 同じものです。 私も最初戸惑いましたが、dx は∫の締め括りとして最後につけるものではなく、単に、dx という量を f(x) と掛けるだけの意味です。 ですから、順番が変わっても、何にも変わりません。 >Γの意味も教えてください。 Γ(ガンマ)は、単に、直線につけた名前ということでしょう。 高校数学で、よく直線に、直線l(エル)と名づけることがありますが、これと同じことと思います。 この問題の場合では、直線Γは「xy平面内の2点(0,0)(a,b)を始点.終点とする直線」なので、 bx-ay=0 (0≦x≦a、0≦y≦b) ⇒ y=(b/a)x, x=(a/b)y となります。 >また線積分の計算方法がわからないので教えてください。 まず、ポテンシャルの積分を2つに分けます。 U(a,b)=-∫Γ(dxf(x)+dyf(y)) =-∫Γdxf(x)-∫Γdyf(y) この積分を一つずつ求めていきます。 (1) ∫Γdxf(x) この積分はxで積分しますので、xでの積分区間を求め、被積分関数のf(x)をxだけで表します。 積分区間: 0≦x≦a 被積分関数: f(x)=-3x^2・y^2=-3x^2・(bx/a)^2=-3(b/a)^2・x^4 ∫Γdxf(x) =[x=0→a]∫{ -3(b/a)^2・x^4 }dx =-3(b/a)^2×[x=0→a]∫x^4 dx =-3(b/a)^2× a^5/5 =-(3/5)a^3・b^2 (2) ∫Γdyf(y) この積分はyについての積分ですので、yでの積分区間を求め、被積分関数をyだけで表します。 積分区間: 0≦y≦b 被積分関数: f(y)=2x^3・y=2(ay/b)^3・y=2((a/b)^3・y^4 ∫Γdyf(y) =[y=0→b]∫2((a/b)^3・y^4 dy =2((a/b)^3×[y=0→b]∫y^4 dy =2((a/b)^3×b^5/5 =(2/5)a^3・b^2 あとは、この2つを元の式に戻すだけです。 U(a,b) =-∫Γdxf(x)-∫Γdyf(y) =+(3/5)a^3・b^2-(2/5)a^3・b^2 =(1/5)a^3・b^2
お礼
本当に丁寧に説明していただいてありがとうございます。かなり助かりました。