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株式 数理ファイナンスについての質問

急な学校の課題で 次の問題を、数式を用いて、解いてください。 「A社の株式を、時期をずらし3回に分けて購入する場面を考える。 このとき3回とも同じ額を支払って購入する戦略と、3回とも同じ株数を購入する戦略とでは、どちらの方が一株あたりの購入価格が低いか。 なお、株価は時間とともに変動するが、両戦略の購入時点は共通とする。」 (ヒント:2回に分けて購入する場合について考え、その結果を3回に分けた場合を適用せよ) という課題が先生から出されたのですが普通にわかりません、 教えて下さい、お願いします。

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  • Mr_Holland
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回答No.1

 2回に分けても、3回に分けても考え方は一緒ですので、最初から3回の場合で考えてみます。  各回の株価を、a1, a2, a3 とします。 (1) 同額(M円)ずつ3回購入する場合   (全体の購入金額)=3M 円   (全体の株数)  =M/a1+M/a2+M/a3  ∴(一株あたりの購入価格)  =3M/(M/a1+M/a2+M/a3)  =3(1/a1+a2+a3)   ・・・・・・・・・(A)  相加相乗平均より、x1,x2,x3>0のとき、   (x1+x2+x3)/3≧(x1・x2・x3)^(1/3)  ・・・・・ ☆   (注: 左辺は、x1,x2,x3を掛けたものの3乗根をとるという意味です。) が成り立ちますので、この式に x1=1/a1, x2=1/a2, x3=1/a3 を入れて計算しますと、   (1/a1+1/a2+1/a3)/3≧{ (1/a1)・(1/a2)・(1/a3) }^(1/3)            =1/(a1・a2・a3)^(1/3) となります。ここで、この式の両辺は正ですので、逆数を取りますと、不等号の向きが反転して、   3/(1/a1+1/a2+1/a3)≦(a1・a2・a3)^(1/3)  ・・・・(B) という結果を得ます。  この式の左辺は、式(A)そのものですので、式(B)の不等式の結果から、同額(M円)ずつ3回購入した場合の一株あたりの購入価格は、(a1・a2・a3)^(1/3) より低いことが分かります。 (2) 3回とも同じ株数(n株)を購入する場合   (全体の購入金額)=a1・n+a2・n+a3・n 円   (全体の株数)  =3n  ∴(一株あたりの購入価格)  =(a1・n+a2・n+a3・n)/(3n)  =(a1+a2+a3)/3  ≧(a1・a2・a3)^(1/3)  ← 上記☆の相加相乗平均の関係から  従って、3回とも同じ株数(n株)を購入する場合の一株あたりの購入価格は、(a1・a2・a3)^(1/3) より高いことが分かります。  以上の結果から、同額(M円)ずつ3回購入した場合の方が、一株あたりの購入価格が低いことが分かります。

kasbian
質問者

お礼

凄い!!! 恐らく完璧な回答だと思います! しかも夜中の4時頃にこれを回答してくださるなんて… 本当にありがとうございます! お陰で課題の方、何とかなりそうです、助かりました!