「新しい産業」とは?
「新しい産業の創出」「が必要・をしていく」というフレーズをよく耳にします。
で、気になったのはドローンを使った「産業の創出」という話です。これまでは橋の裏?の検査に、足場を作ったりするなどして3日かけていた調査をドローンを使えば30分程度でできる、みたいな話です。1/20程度にコストダウンできるとか。起業家目線ではこのような例も「新しい産業の創出」といえると思います。
しかし実際にはドローンを使ってコストダウンだと、今まで現場で直接高所に登って目で検査をしていた人の職を奪う結果にしかならないように感じます。上記の例だと、数人が数日かけていた作業を一人で数十分で終わらせてしまうのですから。ドローンの自動配達も同じです。
つまり既存産業のシェアを奪う産業を作っても、既存の雇用を大幅に減らし新しい雇用を少ししか創らないので、国家レベルで考えた場合極論言えば無意味あるいはむしろマイナスともいえるのではないかと思うのです。
ここから質問です。
「新しい産業」とは、既存産業のシェアを奪うようなものしかないのでしょうか?政府などの言う「新しい産業の創出」という言葉は、既存企業をぶっ潰していきますよ、単純作業労働者をどんどん失業させていきますよ、という程度の意味合いの言葉なのでしょうか。
仮にそうではない場合、つまり既存産業のシェアを奪わないケースがあるのなら、2000年以降もしくは平成になってから「新しい産業」といえる産業の創出例を教えてください。
端的に書いておきます。
(1)「新しい産業の創出」とは既存産業のシェアを奪うケースだけなのか
(2)既存産業を奪わないケースもあるのなら、割と最近で具体例を教えて
よろしくお願いします。