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胸くうドレーンについて
ボトルの液面が、呼気時に下降して呼気時に上昇するのは何故?低圧持続吸引の原理も、分かりやすく教えて頂きたいです。
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こんにちは。 胸腔内は常に陰圧になってて、横隔膜と肋骨挙筋により体積が変化する事で肺の中に空気を出し入れして呼吸してる、というのはお判りですね。 従って、ドレンを吸引する際もこの陰圧は維持されなくてはいけません。 その為の圧力調整は、ボトルに仕掛けがしてあります。 ボトルは胸腔に繋がるチューブのほかに、調整可能な小さい穴があけてあって、そこからも空気が流れ込みます。 (埃や雑菌が入らないようにフィルターも入ってます) ポンプで引く速さとこの小さい穴から空気が入る速さの差で一定の陰圧を維持します。 水が入ってるのは、その陰圧の程度を判るようにする為で、水の片方は大気側に開放、もう片方はボトル内に繋がって、ボトル内(=胸腔の圧力と同じ)と大気の圧力の差の分、水が片方に吸い上げられている状態になります。 その水が上下するのは、胸腔の体積変化の反映です。 呼気時には胸腔体積は呼吸運動により押し縮められますので、実際に肺がちぢむまでの間、少しだけ胸腔の内圧が上がり、ボトルの内部の圧力も上がるのでボトル側の水面が下がります。 吸気時は反対です。
お礼
早期に回答して頂き、本当にありがとうございます。素晴らしい回答に感激!!感謝感謝の至りです。。。m(__)m