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パワースペクトルとk-spaceの違いにつて
一般的なパワースペクトルは中心部分が高周波成分ですがMRI(Magnetic Resonance Imaging)というものにあるk-spaceは中心部部が低周波成分なのでした、どちらも表現したものは同じように感じますが実際は全く違うとも受け取れます。どなたか教えて下さい。
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基本的に同じです。 あえて違いをいえば、パワースペクトルは位相を問題にしない、振幅だけ。MRIのk空間のデータは位相情報も残している(つまり実部と虚部と両方分けてある)。ということであって、表示上のdcが真ん中に来るか端に来るかは便宜的な約束事でどうにでも変わることです。 中心部が高周波か中心部がdcかは本質的ではありません。フーリエ変換の表示の約束事にしか過ぎません。実際の離散データのフーリエ変換は左端(二次元だと左下端)がdcとするように配置し、真ん中から右は負の周波数、右端がdcに近い負周波数、とするのが普通。連続関数を扱う理論ではdcを真ん中にして左右に負と正の周波数成分を配置して表現するのが普通。MRIのk空間のデータ配置は真ん中がdcとして説明しているのが普通ですが、一つには連続関数の理論を踏襲してあかりやすくしているのもあるでしょうけれども、離散データを扱いながらも、収集するエコーデータをそのまま時系列に並べると真ん中がdcになるようなデータ収集の仕方をしていることが大きいと思います。
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有難うございました、参考になりました。