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バイオエタノール
日本に輸入されるバイオエタノールは、エタノールそのものでなく、ETBEだそうですが、ETBEとは、なんの略でしょうか? また、このものを作るときに、多量のエネルギーの消費、製造するときや、燃えるときに、環境に悪影響があるものを排出することなど無いのでしょうか?
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- nicole1234
- ベストアンサー率38% (10/26)
エタノールを直接ガソリンに混合すると、万が一水が混入した時に エタノールが分離します。さらにこのエタノール+水は金属腐食性が 高いためエンジンに悪影響があります。 そのためエタノールからETBEを経てガソリンに添加されます。 エタノール3%とETBE7%がCO2削減効果が同等と言われています。 今回試験販売されているのはETBE7%ガソリンです。 ETBEを添加する方法はフランスで主流のためフランス方式と 言われています。エタノールを直接混合するのはブラジル方式?だったかな。 石油連盟と自動車メーカーが推奨するETBEと環境省が推奨する エタノール方式・・・日本はどっちに進むのかはまだ明確ではありません。
- cat-food
- ベストアンサー率61% (124/201)
ETBEとは他の方もおっしゃっているように、エチル・ターシャリー・ブチル・エーテルの略です。これを作るにはエタノールにイソブチレンというLPGの成分を1対1の割合で化合させて作ります。 わざわざETBEを作らずにエタノールを直接使った方がエネルギーを無駄にせずにすむのではないかと私も最初は思いました。しかし、ETBEを作る反応は発熱反応なので、反応のためのエネルギー消費はありません。また、反応温度や圧力も非常に温和な条件ですむのでコンプレッサーやポンプの動力も大きくありませんので、エネルギーを消費しないといえば嘘になりますが、非常に少ないです。 一方、ETBEはオクタン価が高いので、製油所でつくるときはオクタン価を高める装置(改質装置といいます)を止めることができます。改質装置は非常に大きなエネルギーを消費しますので、これを止めることにより、全体でみればエネルギー消費はむしろ少なくなります。(この結果はあまり知られていませんが・・・) 自動車中で燃やしたときに有害物質が出ないかどうかについては、既に調べられています。このURLを見てください。 http://www.ntsel.go.jp/ronbun/happyoukai/18files/poster2.pdf これによると、環境規制物質のうち、PM(粒子状物質)はむしろ排出量が少なくなります。アルデヒド類のうち、アセトアルデヒドは増加しますが、ホルムアルデヒドは減少します。でも、バイオガソリンに加えられている7%程度であれば、普通のガソリンと大きくは違わないと考えられています。 >エンジンが改良されて、エタノールそのままでも使えるようになると良いと思いました。 そのとおりだと思います。でも既に販売されている車はエタノールを直接使うことはできません。はじめは現行のエンジンに影響の少ないETBEを使って、対策車がでてきたらE85(エタノール85%)のようなエタノールそのままのような燃料を別に供給するようになるのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。 別なものを合成するといっても、割と簡単で、それなりの利点があるのですね。 納得できました。 御礼が遅くなりました。
- theada33
- ベストアンサー率34% (15/43)
ETBE=Ethyl Tertiary Butyl Etherです。 もうひとつの質問については参考URLを見ていただくとよいかと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 URLも参考になりましたが、新たに合成するので、エネルギーを使ったり、環境問題などもありそうです。 エンジンが改良されて、エタノールそのままでも使えるようになると良いと思いました。
エタノールをイソブテンに付加させることによって得られるエーテルのようですね。 エタノールよりもガソリンと混ざりやすいという利点もあると思います。 C2H5OC(CH3)3 Ethyl T-Butyl Etherの略だと思います。
お礼
ありがとうございました。 混ざりやすいわけですか。 2%くらいなら、アルコールだけでも混ざりそうに思いますけれど。
お礼
ありがとうございました。 エタノールだけだと、エンジンに悪いわけですか。 エンジンの改良もひとつの方法ですね。