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バイオブタノールではなくバイオエタノールが注目されているのはなぜ?

バイオエタノールは水と混ざりやすく、既存のインフラを使用できないそうです。また、燃費はガソリンの約70%と劣るようです。 一方、バイオブタノールは既存のインフラを使用できる上、ガソリンとほぼ同じ燃費だそうです。 このように、バイオブタノールはバイオエタノールよりも優れた点がありますが、バイオエタノールが注目を浴びているのはどうしてなのでしょうか?

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  • aburakuni
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回答No.5

バイオエタノールの使用は世界的に拡大しつつあり、米国でも1990年台後半のMTBEの使用禁止後に、一気に普及しています。従って既存のインフラが使えないと言っても、製油所等にある大型タンク(浮き屋根型)というほんの一部についてのみ問題があるだけです。しかもE-3 については問題が発生する可能性がありますが、E-10まで濃度があがれば問題は無くなります(詳しい説明は避けますが・・・)。 さて、現在は様々な化学品が合成可能で、ブタノールに限らずガソリン性状を上回る物質を造る事は、技術的には可能です。 一時話題になった燃料電池問題やその他の新エネルギーについても同様ですが、現在の課題は如何に石油のコスト・量に肉薄できるかと言う事で、バイオブタノールもその候補ではあります(地道な研究は行われている)。 その点で、アルコールは人類の創世記より作られていた物質であり、その製造技術の研究には長い蓄積があります。 その上、現時点でも全アルコールの6割以上が、「燃料」として使用されており、当然それは「バイオエタノール」が使用されています。 現にブラジルでは二酸化炭素排出削減が目的でなく、外貨の節約と言う事で普及していたと言う例もあります。

buntan01
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。勉強になりました。 下記に関して、ガソリンに添加するエタノール量が増えるほど、問題が発生すると思っていました。 「しかもE-3 については問題が発生する可能性がありますが、E-10まで濃度があがれば問題は無くなります」 実績があるため、バイオエタノールが注目されることはわかりました。 ところで、先日、ハイドロキシアパタイトを触媒としてエタノールからブタノールを生成する方法について書かれた論文を見つけました。エタノールをわざわざブタノールに変換する研究が行われているということは、ブタノールの需要は高いということなのでしょうか?

その他の回答 (4)

  • pluto003
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回答No.4

たびたび失礼します。 > バイオブタノールの生産は、バイオエタノールよりも技術的にハー > ドルが高いのでしょうか。もっと色々な種類の石油代替燃料があっ > てもいいのではないかと考えているのですが・・・。 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/d/44/ こんなのもあります。 海上に風力発電施設をつくり、そこで水素を精製し、エネルギーとして使用しようというプランです。風力のエネルギーを使用して、水素という保全可能なエネルギーを作ることで、安定供給不可な自然エネルギーの欠点を補う間接的自然エネルギーです。

buntan01
質問者

お礼

情報をご提供頂き、ありがとうございます。 自然エネルギーを利用することは、環境負荷の低減においても大切なことだと思います。 バイオエタノールやバイオブタノールについては、食料と競合しない廃棄物からつくることが望ましいと考えております。

  • pluto003
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回答No.3

ブタノールもバイオマスからという話で、”バイオ”ブタノールという話ですね。 勘違い書き込み失礼しました。 下文は取り消しという事でお願いします。

  • pluto003
  • ベストアンサー率17% (31/180)
回答No.2

ブタノールは確か化石燃料から作られるものだったと思うので、そのせいではないでしょうか。 バイオエタノールの場合は、名目上は二酸化炭素排出削減を掲げての化石燃料に対する代替エネルギーです。トウモロコシを育て二酸化炭素を吸収させ、そのトウモロコシをバイオエタノールに生成してエネルギーとして使用することで、トータルではチャラになり、二酸化炭素排出削減に貢献できるというものです。 しかし、食物をエネルギー化することによって貧しい国や食糧自給他国依存型の国の食料高騰を招いている現状であり、あまりよい方向性ではありません。 多くの大豆畑がトウモロコシ畑に変わった事で、大豆高騰が起こり日本の食卓にも波紋を投げかけ始めています。

  • cse_ri2
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回答No.1

実績があるからでしょう。 たしかブラジルでは、十何年も前からバイオエタノールを生産しており、現在も日本に供給しています。 バイオブタノールも有望そうですが、また開発されて日が浅いので、これからと言った状況ですね。

buntan01
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 ブラジルではエタノール生産量をますます増やす計画のようですね。 石油代替燃料の開発は、バイオエタノールまたはバイオディーゼルの普及で終わってしまうんですかね。 バイオブタノールの生産は、バイオエタノールよりも技術的にハードルが高いのでしょうか。もっと色々な種類の石油代替燃料があってもいいのではないかと考えているのですが・・・。