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バイオエタノール 100%
E3やE10など、最近よく耳にしますが、先日南米の方は100%のバイオエタノールで車から飛行機まで生産されています。日本では、いろいろな問題があるのでしょうが、E10までにものすごい時間をかけるのはなぜなのでしょう。また、先日、日本大手メーカーはバイオエタノール100%の車を製造完了し、近く南米などに輸出となっているようですが、すでに技術があり生産されているのに日本での対応の遅さはなぜなのでしょうか。無知な私なので常識的なこともわかっていないのかもしれません。ただE100が良いように思うので・・・何といっても安いですから・・・
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確かにブラジルなどの南米ではバイオエタノールの方がコストが安いようですが、これはブラジルでは安定した原料供給(具体的にはサトウキビ)ができるからだと聞いたことがあります。 日本ではサトウキビの生産コストは非常に高く、ガソリンと比べて割高になってしまうそうです。 バイオエタノールはサトウキビのみから生産が可能なわけではないのですが、糖化、精製といった過程がサトウキビの方が楽でコストがかからないのでしょう。 極端な話、醗酵するものであれば、生ごみでもバイオエタノールの生成は可能なようなので、材料費が安く(若しくはかからず)、精製が容易な原料があれば、日本でも普及可能かと思います。 そんな夢のような素材があるかどうかはおいといて・・・。 ちなみに、フレックス車など、バイオエタノールが利用可能な車にするためにエンジンを載せ替える、というのは、実質車の買い替えと同等のコストを意味しますから、税制上の優遇措置などを新たに設けないと普及は難しいかと思われます。
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- aburakuni
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まず、バイオエタノールが安いと言うのは誤解です。 日本におけるガソリンの価格のうち53.8円がガソリン税で、そのガソリン税にも消費税がかかるので、結局56.5円が価格に含まれています。過去にアルコールをガソリンの替わりに販売し様とした会社がありましたが、ガソリン税より低い軽油税32.1円が課税されることになって、商売が成り立たなくなりました。つまりおおよそ20~30円の価格差が、税抜きのガソリンとアルコールではあり、バイオアルコールの最大生産地であるブラジルでは、アルコールに対する優遇措置が1990年台初めに撤廃された途端、自動車燃料に対するアルコールの比率が減少し、アルコール100%仕様車は現在販売されていません。 E10までに時間がかかり過ぎると言うのは私も同感ですが、前述のように基本的にコストアップになる事と、大きな日本市場への供給が確保できるかと言う問題、自動車の仕様変更だけでなく製油所からガソリンスタンドまでの物流インフラの変更といった問題があります。 一例を挙げれば、石油業界の大型地上タンクは、「油に水は溶けない」と言う前提で、ある程度水が入っても下に溜まらせる構造になっていますが、アルコールは水に溶けるので、そういった構造を変えるために2000~3000億円の投資が必要になります。 そういった事で、自動車メーカーと石油業界などの産業界側が、早急に導入する事を渋っているのが遅れの原因です(政府も省益があり指導しない)。
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詳しいご説明ありがとうございます。税金もどうにかして欲しいですね。皆さんのご意見聞かせていただく限り、難しそうですね。ありがとうございました。
一つ技術的な大きな理由は、エンジンに繋がってる、ガソリン(燃料)が通る管が、エタノールを含む液体を通すと、劣化する恐れがあるからです。 つまり、既存の車の多くが、エタノールに対応してないため、エタノールを含んだ燃料を入れてしまうと、故障の原因となるため、 時間がかかってしまうのです。 ですが、政策次第で変更のスピードを速めることは、可能です。 スタンドの整備や、部品交換の推奨政策等。 環境省や経済産業省、通商産業省など、関連省庁が本腰をいれて、やれるか否かですね。
お礼
> ガソリン(燃料)が通る管が、エタノールを含む液体を通すと、劣化する・・・・関連省庁が本腰をいれて、やれるか否かですね テレビでもそのように言われてました。喜ぶ人もいれば、困る人もいるってことでしょうね。ありがとうございました。
- thorium90
- ベストアンサー率20% (365/1769)
日本は化石燃料のほとんどを海外から買っています。 ものすごく大きな市場です。 これに変化があると非常に困る有力な方がいて何らかの意見をしていると 想像します。 余裕がなくなる前に開発と準備をしておいてほしいです。
お礼
> これに変化があると非常に困る有力な方がいて・・・ おもしろいですね。確かにこの時間のかかり方などをみても、そのように足をひっぱる方々もおられることでしょうね。特にビッグビジネスですからね。ありがとうございました。
- K-1
- ベストアンサー率21% (832/3844)
燃料インフラの問題もあるでしょう。 水素や電気もそうですが、どこででも燃料補給ができるようにならないと、ある程度以上は遠出ができません。 トラック、タクシーなどガス車は基地がありますけど、一般車輌は道端のガススタンドだけが頼りですから。
お礼
そうですね。やはりいろんな問題がありますね。おっしゃる通り、市内は普及しても旅行などの遠出になると不安ですね。ありがとうございました。
バイオエタノールが国内で生産できるなら、それなりに管理できますが 100%輸入が前提ではいつものように バイオエタノールの生産のために発展途上国の環境を破壊するのがみえみえで諸外国から槍玉に上がることになるでしょう
お礼
> No.1 さんが言われるような、夢のような素材が欲しいところですね。ありがとうございました。
- yui_o
- ベストアンサー率38% (1217/3131)
多分安くても、税金で5割近くとられますよ(笑) 今現在のガソリンも半分近く税金だし。 http://www.kakimi.co.jp/040000.htm 日本国内でもバイオエタノールの実験は進められています。 沖縄の一部の地域で実際にバイオエタノールを給油させ実験を行っています。 http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/06/post_1027.html 今現在日本国内でこの動きが進んでいない理由は、依然あったアルコール系燃料の有害性が高かったためにトラブルが多発したためと言うことが考えられます。 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=2478 http://response.jp/issue/2005/0214/article68065_1.html 余談ですが、日本で販売されている車と、海外で販売されている車に設定されているオクタン価はかなり違います。 日本でハイオクといえばオクタン価95以上のガソリンをさしますが、 外国では、オクタン価100以上をハイオクとさしているような国もあり 燃料を送るホースなど日本とはまったく別のものを使っているケースもあります。 そのために、海外では問題が出ないけど日本では問題になるってケースが多々あります。 それが原因で、以前の高アルコール系燃料でトラブルが多発したという現実もあります。 今は一部地域で実際にテストを行い、そのテストが上手くいくようならば順次日本中に広がっていくという形になると思います。
お礼
>多分安くても、税金で5割近くとられますよ(笑) やっぱ、そうですよね。といっても、最近のガソリン代一般市民にはきついですね。(困笑)ありがとうございました。
お礼
>醗酵するものであれば、生ごみでもバイオエタノールの生成は可能なようなので・・・・ 日本の生ゴミの量は半端じゃないですから、これを利用できると良いですね。ありがとうございました。