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EBMについて

EBM: Evidence-based Medicine 根拠に基づいた医療ですが、 時代背景やEBMについて教えて下さい

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  • 52blz
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回答No.1

どこまで詳しく説明すればいいのか分かりませんが。。。 基本的に直訳の通りです。 根拠というのは統計など疫学的な証拠のことです。 「なんでか分からないけど、この治療法をすれば治るよ」というようなデータでも、その裏づけがあればエビデンス=根拠になります。 逆にどんなに権威のあるベテランが「私の長年の経験からして、この治療法が一番いい」と言っても、そういうのはエビデンスとはいいません。 ある病気の仕組みや原因が完全に判明して治療法の理論付けができていても、実績がなければエビデンスとはいいません。 目的は、おおざっぱにいうと「誰が診察して、誰が治療しても、同じように最良の選択がされるべき」という考え方に基づいています。時代背景的な話をしますと、どちらかというと経験や勘を重視していたのがEBM以前の医療です。 特に日本の医療制度では、誰が診察しようがかかる費用はまったく同じですから(同じ検査をすれば)、医師によって治療方法が違うのではおかしいですよね。 素晴らしい考え方ですが「根拠に基づく医療」が全てではありません。 少ない症例、新しい症例では確固たるエビデンスはなく、経験や理論に頼る必要もあるでしょう。 またデータ上の最良の答えが、その患者にとっての最良とは限りません。 「患者の体や病気はひとりひとり違うもの」というのも、同様に忘れてはならない考え方です。それも踏まえてこそのEBMだと思います。 また既存のエビデンスに頼るだけでなく、新しい方法や違う方法を研究したりと、「エビデンス」自体をより良い物にして積み重ねていく必要があるのです。 単なる医療の方法論でなく、医療従事者の診療や研究やその評価などの姿勢も含めてのEBMではないでしょうか。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 参考になります。

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