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物理量を複素数で表す理由は?
物理量を複素数で表す場合がありますが、その理由がわかりません。今私が直面している問題は、屈折率を複素数で表すのはなぜか?についてです。ちなみに式は 屈折率n=n(real)+jn(image) です。
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簡単にいえばそのほうが都合がいいからということになります。 高校レベルでは物理量を三角関数であらわしていたはずです。しかし物理現象は厳密には、三次元(ベクトル)の微分方程式の形であらわされます。 三角関数は微積を用いるにあたって向いていないのです。 電磁気学や交流回路学といった電気・電子工学を深く突き詰めていくと、三角関数などでは手におえなくなってくるのです。 複素屈折率N=n+jk n:屈折率 k:消光係数 となります。 >屈折率を複素数で表すのはなぜか? 波を複素数で書いたときは、応答を表す量も複素数で書く必要があるからで す。光は波として記述されますよね 応答を表す複素数における実数部は、外力の時間変化に対して応答が同位相で 起きる場合、虚数部は90度位相が遅れる場合を表します。 抵抗を流れる電流とコイル(コンデンサ)を流れる電流に90度の位相差があ るのと同じことです。
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- Mell-Lily
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複素数は、ベクトルに対応しています。オイラーの公式 e^iθ=cosθ+isinθ を利用することで、複素数は指数関数になります。指数関数を使えば、掛け算が足し算になりますから、計算が楽にです。勿論、実際の物理量は、複素数の実数部分を取ります。ですから、計算の便宜のために、複素数を利用していると言っていいでしょう。複素数の屈折率の虚数部分は、吸収(減衰)を表しています。虚数部分の実数係数は、吸収係数と呼ばれることがあります。
お礼
ありがとうございます。計算の便宜上複素数を用いるわけですね。
お礼
ありがとうございます。 「波を複素数で書いたときは、応答を表す量も複素数で書く必要があるから」 というので納得できました。 そこでもう1つお聞きしたいのですが、k:消光係数としたとき、 吸収係数αの定義が α=4πνk/c (ν:周波数、c:光速)となる理由もご存知でしょうか?ご存知でしたら教えてください。