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経営学とはいかなる学問か他
初めて利用するものですからご迷惑をおかけしています。実は論文の課題です。 「いかなる学問か?」というのは多少テキストを読みながら判りかけてきたのですが、それに続く「その対象と方法を関連づけて論述せよ。」というところの「対象」にはどのようなものがあるか、また「方法」にはどのようなものがあるか、ということ(多分何種類かの項目では?)が判りません。現在は、有斐閣双書出版の 「経営学」を読んでいますが、具体的な項目が見つけきれないでいます。
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私の手元に唯一ある経営学の教科書、村松司叙『現代経営学総論 第2版』(中央経済社)の1-6ページには、答えそのものがズバリ載っていましたよ。 別の教科書にも載っているんでしょうね。 経営学は、そういう定義をしなければ学問として成り立ちませんから。 図書館で経営学の本の棚(NDC分類335.1)を探す努力をしなければ、ろくなレポート(論文ではないと思います。論文というのは、新たな発見を要求されるものですから)なぞ書けませんよ。 経営学の教科書はいろいろあるから、そこから答えを見つけましょう。 索引よりも、目次を使った方が、この場合、手っ取り早そうですね。 あとは、経営学辞典とか、学習のためのツールの使用に習熟しておきましょう。 経営学の本を探すためのレファレンスは、図書館の司書に尋ねるとか、いろいろありますから、今のうちに使い方に慣れておきましょう。 教科書のみを読んでわからない場合、別の本に当たるべきです。 回答を書いて差し上げてもよいのですが、 ちなみにここで回答を書くと削除の対象になることがありますし、ここの回答を丸写しした場合は、剽窃と言って、アメリカの大学では即座に退学処分の理由になります。
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- akategani
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これは、経営経済学と国民経済学との相違点についての 昔の典型問題です。 (つまり、普通の経営学とマルクス経済学との相違点) 「その対象と方法を関連づけて論述せよ。」 という文言に特徴があるので、間違いないです。 えーと、 お若い方には、イメージしづらい話で恐縮なんですが、 経営学の対象論争とは、 1950年代に西ドイツで盛り上がった話なのです。 びっくりするかもしれませんが、 当時のドイツ経済経営学者の主流派では、 「世界の共産主義化」は間違いないと考えられていまして、 その上で、ブルジョア主義にへつらうように見えた経営学は 「このさき、共産主義の世界で、 いかなる役目を負えばいいのか?」 という問題と批判にぶち当たっていました。 そこで、 「経営学とは、いかなる役目を負うべきか?」 と、いうことについて、 メレロビッツとグーデンベルグが、論争を繰り広げたのです。 ここで問題になったのが、「その対象」です。 広く国民経済全般を対象にするのか? それとも、 ブルジョア資本家のメリットだけを研究対象にするのか? 後者の結論に結び付けられでもしたら、弾圧の恐れ(派閥の追放程度)がありますので、必死です。 次に「その方法」ですが、 もともとドイツの経営学は、 近代経済学の微分の手法を積極的に活用してました。 近代経済学といえば、ブルジョア資本主義で共産主義の敵です。 当時のドイツ経営学者は必死で反論していたようです。 つまり いかにして、 ブルジョア資本家の利益を研究「対象」にせずに、 近代経済学の「方法」とは離れて、 経営学研究を続けるかを説明することが、 当時の経営学の生き残りのために必要だったのです。 そのため、 ホットな議論となり、 日本の批判経営学の大学院受験典型問題になったのです。 さて、 何でドイツのこんな問題が、日本の経営学の典型問題だったのか、と 疑問に思われるかもしれませんが、 それはかつて、日本の主流経営学は 「批判的経営学」とよばれるマルクス主義の理論に基づいた経営学が 主流だったことが原因です。 (ものすごい歪んでいるとは思いますが・・・。) これが、この典型問題のベースです。 (こんな問題を今出す教授は、さらに歪んでいるとは思いますが・・・。) さて、 そのかいとうですが、 哲学ベースのマルクス経済学ですので、 抽象的で難解な表現の上、 現代の経済学とは、概念も対象も 根本から異なっているために、 すさまじい分量の説明が必要になります。 従いまして、 北野 利信 という経営学の歴史に詳しい先生の著作をお勧めするにとどめます。 北野 利信 著 経営学説入門 有斐閣新書 (この本の後半部分にドイツ経営学について書いてあります。) また、 もう絶版かもしれませんが、 同じく北野 利信氏共著の経営学の本で、 問題集形式になったものがあります。 クイックリィに論文を仕上げるなら、この本のほうが使えるかもしれません。 (Q&A方式で、この問題が載ってます。) (度忘れしてたらごめんなさい)
お礼
いろいろとありがとうございました。なにかしら、きっかけがつかめたような気がいたします。今回は、とにかく本を買いまして、もう一度勉強をするつもりです。
- jun95
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その論文の回答は、有斐閣双書出版の「経営学」を読んで答えよと言うことになっているのでしょうか。 問題の趣旨は、「経営学とは、どういう学問なのか」ということを「その対象と方法を関連づけて論述せよ。」という意味で、主たる問題は、「経営学とはなにか」ということだと思われます。 だとすると、たとえば、「経済」を考察の対象にする学問にも、かつては「マルクス主義的アプローチ」と「近代経済学的アプローチ」の二つがあったように、その論文の回答をもとめている人が、有斐閣の「経営学」から解答を見つけだせというのなら、その書物の内容を知らないと適切には回答できません。 ただ、経営学というのは、個別の企業の具体的な行動様式や組織のありようについて研究する学問なので、社会科学の一分野としての「経営学」を構築するには、その方法論的担保が必要とされます。 おそらく、「経営組織」「企業行動」「経営管理」などいった様々な対象に対して、それぞれの研究方法を羅列するのでなく、方法論にも言及しながら経営学とは何かを説明しなさいと言うことだと思えます。 たとえば、ウェーバーが考えた「理念型」による価値の問題からの自由の保証だとか、ポッパーなどは、「反証可能性」に科学的根拠を与えたことで有名です。 学校の授業だと、参考URLにみられるように、「対象や方法」についても論ぜられるのが一般的です。
お礼
ありがとうございました。具体的な内容までアドバイスしていただき感謝いたします。
- jun95
- ベストアンサー率26% (519/1946)
経営学の系統としては、ドイツ経営学とアメリカ経営学があり、最近は、アメリカの経営学が盛んです。対象は、「経営」そのものです。「方法」は、様々なものがあります。
お礼
お忙しいなか、ありがとうございました。
お礼
論文提出の締め切りが迫っていましたので、少しあせっていました。 今回はあきらめて、また次回にチャレンジします。もちろん、その時までにアドバイスどおりにしっかりと勉強します。ありがとうございました。