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やる気のない子をどう指導すればいい?

高校の教壇に立って思ったのですが 「やる気が無い」子供に「やる気」を出させるのは本当に困難だと思いました。 今勉強しとけば将来役立つ云々を説いたところで、勉強嫌いな子供にはあまり効果がありませんでした。 A君の場合:「勉強するまでが面倒だし、勉強しててもすぐ他のことを考えてしまう」そうです。ちなみに親は大学に行かせたいらしく、本人も行く気はあるのだそうですが、とにかく「やる気がない」んです。授業中も心ここにあらず、といった感じです。 B君の場合:「自分は覚えが悪い・集中力がない」「周りの勉強してるやつをみると引く」と言って、自分は卒業したら美容師になるから勉強はそこまでやる必要ない、と言っています。美容師になっても勉強することは山ほどあるから癖をつけた方がいいと言っても、「そのときにやる。やりたいことがあればそれに向かって頑張れる」と言います。しかし過去に勉強が嫌になってやりたいことを諦めた子を何人も知っています。 社会に出ても勉強することは山ほどあるし、それに適応できるようにするのが教師の役目だと私は思います。 これらの生徒をどう指導していけばいいでしょうか? まAクンBクン個別の指導方法などもお聞きしたいです。 宜しくお願いします。

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回答No.4

やる気のない生徒を奮い立たせるためには、言葉で諭しても、本人たちの思い込みに打ち勝つ確率は低いもの。ならば、劣等感から「自然と」ヤル気に変わる方策はないものか、一計を案じてみたらば…。実例として考えついたことを挙げてみます。 御質問の中のnoda1192さん御自身の分析で、共通項目としてピックアップできますのは集中力の無さ。あと文中にはありませんが一見して無関心を装っている割には「他人の目が気になる」なんていうものあるかと思います。 私の知人で公立高校の教師をやっている「切れ者」がおりましてね。確か夏でしたか、夏期講習を実施するといって、教室に勉強嫌いな生徒たち十数名を集めたんです。その十数名の生徒たちは日頃自分たちが使っている教室に入るなり仰天。なんと自分の席以外は「小学生」で埋まっていて、教室満員御礼という光景。しかも担任の先生が教壇に立つわけではなく「小学生」たちが通っている塾の年配講師だったわけです。その講師は 「高校生の皆さんは基礎固めとして、小学生のみんなは某有名中高一貫校合格のためのカリキュラムを先取りして中学レベルの講義を行いまーす」 とやり始めたんですね。しかも配り始めたテキストは高校生も小学生も共通。知人の教師曰く、小学生たちは自分たちより年増な連中と肩を並べて目の色が変わったといいます。対する高校生陣営、初めは不貞腐れていたものの、隣の席の小学生たちが声を潜めあって 「この問題すら解けないとなると合格は無理だよな」 なんて口をツいてささやき出すものだから、これに後押しされるように真剣になり出すという始末。 結果、出来のいい小学生も出来の悪い高校生も、秋以降は授業に対する姿勢が変わり、補講としての個別指導にも熱が入ったということです。 もっとも学校施設の借用については校長に経緯を説明し、教育効果について納得された上で許可をもらって実現したそうです。 このことから、御質問のような個別指導のカリキュラムを論ずる以前に、生徒たち自身が正に「身をもって」相対的な比較をし、否が応でもヤル気にならざるを得ない「仕込み」をかけることが、いかに効率を上げるかということなんでしょうね。 効率性やユニークさのある学習方法とは、履修する生徒たちが身をもって現実のレベルを直視し、 「これじゃいけないな」 と自然に諭させることがスタートラインになっている点が肝要なんだそうです。 私もかつては「落ちこぼれの生徒」でしたからね。出来の悪い生徒たちの気持ちはよく理解できます。 ともあれ、noda1192さんが将来にわたっても生徒たちから感謝される有能な教師として御活躍されることを御祈り申し上げます。

noda1192
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 大変興味深く読ませて頂きました。 世の中には面白いことを仕掛ける教師の方がいらっしゃるのですね! <言葉で諭しても、本人たちの思い込みに打ち勝つ確率は低いもの 「思い込み」を外していく作業が鍵なのですね 否が応でもヤル気にならざるを得ない「仕込み」をかけること <「勉強させる」のではなく「勉強する気にさせる」きっかけとして状況を一変させる仕掛けを、自分なりに考えてみようと思いました。 「自分は集中力が無い」というのは思い込みにすぎませんよね。自分達の興味のあるゲームやサッカーは「集中できる」のですから。人間誰しも苦手なことや興味の無いことに対して集中するのは困難、というだけの話です。私も学生の頃は勉強は決して楽しいものではありませんでした。 生徒には「できるようになった経験」を積み重ねていってほしいですね。

その他の回答 (3)

  • kanakyu-
  • ベストアンサー率30% (1916/6194)
回答No.3

#2です・・^^ さっそくお礼、ありがとうございます。 学習は慣習・・どのような意味があるのでしょうか? よかったらお聞かせ下さい。 本人たちの心をむりやり変えることはできませんものね・・ 生徒さん多いだろうし大変と思いますが、 その子を愛して、目をかけていれば少しは変わりますよ。 わたしも、「お前は才能ある子だ、やればできる子だ、センスがある」 とか言ってくれた先生のことは、 ずっと覚えています。もう亡くなられましたが。 その先生の言葉と励まし、たったそれだけのものが、 こんなにも長く私の心に宝物になっております。 競争社会にのまれがちな現代ですが、 長い目で、生徒さんの心に宝物がのこりますように・・

noda1192
質問者

お礼

二度に渡りご協力頂き有難うございます。 学習は慣習・・というのは、習慣を身につけること(一日一時間机に向かう、など)は勉強のノウハウよりもまず第一に重要だな、と感じたのです。 生徒には叱咤激励してあげたいですね。

  • kanakyu-
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回答No.2

こんばんは。 本人が必要性を感じなくなると、勉強はつらいものでしか ないですからね・・・おつらいところですね。 今しがた、学外生として、大学のオープンクラスを聴講してきたところです。 いかに学生がやる気がないか・・・^^;もったいないですね。 勉強できる時間=特権ではなく、 勉強しなければならない時間=義務 になってしまってるんですね。 まぁわたしも、若かりしころ他人のこと言えなかったので(汗 彼らも将来後悔するべく、今学びを怠るというある意味勉強していると思います。 後悔させたくないから、今勉強して欲しい・・と思うけれど、ね・・ う~ん 私のように、勉強しなかったことを後悔し、今あらためて自分のために奮起している人間をみたら、ちょっとはやる気でるかもしれませんねぇ。 生涯学習とかで、けっこうみなさんがんばってらっしゃいますよ。 あと、最近理数系の人間が少ないとかききますが・・ 聞いた話ですが、理数系は理(ことわり)の芸術だそうです。 文系はその美しさをダイレクトにおしえるけれど、 理系は美しさをおしえる先生は稀少ですよね。 ただテクニックや知識を教えるというか。 私の友人にそのような稀少な先生をもった人がいて、 その先生のおかげで理数が好きになり、成績もたのしく上昇したそうです。

noda1192
質問者

お礼

面白い授業のできる「教師」がいれば生徒の食いつきも違いますよね。 私もまだまだ勉強中の身ですが、私が学生の頃は残念なことに寝るのも惜しいくらい楽しく素晴らしい授業をする教師はいませんでしたね^^; 「キャラクター」が面白い先生はけっこういらっしゃいましたが。 なるべく後悔してからじゃ遅い、という事態が起こらないようにしたいですけど。例えば新庄選手のような挫折→成功した著名人でもお呼びできれば生徒の意識が変わるかもしれませんね^^ 最近「学習」は「慣習」だと強く感じております。

  • esezou
  • ベストアンサー率37% (437/1154)
回答No.1

noda1192さん、こんにちは。 B君に対して、 http://www.shibuya-takumi.net/shibu/takumicafe/takumi/riyougakkou/002.html 例1  問 理容師法施行規則に定める、消毒法の使用液(希釈液)調整法に              関する次の記述は、正しいなら○を、誤っているなら×を記入しなさい。          《1》 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン液は、             5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤10mlを水490mlで希釈する。 判るかB君?

noda1192
質問者

お礼

ありがとうございます。参考になります。 これを見せて余計勉強嫌いにならないことを祈るしかないですね^^;

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