• ベストアンサー

カンバン方式の可能性について

 トヨタの有名なカンバン方式は、在庫のムダを徹底的に省き、ジャストインタイムの冠たる生産方式だと聞いています。低迷する製造業界の起爆剤とも思われるのですが、では、なぜ中小製造業では、この導入が難しいのでしょうか。殆ど失敗することが多いとのことです。導入するには、なにを(どこを)留意するべきなのでしょうか。教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • acon
  • ベストアンサー率44% (11/25)
回答No.6

カンバン方式に否定的なご意見が多いのですが、マイナス面が出たことも事実です。 しかし、売れるかどうかわからないものを作るといのではなく、売れるものだけを滞留なく作る、というジャストインタイムの考え方は不変の論理です。 申すまでもなく、問題はこの論理のシステム化にあり、そこには各社の戦略や製品事情、コストなどからいろいろな方法が考えられます。 導入失敗の大きな理由の一つに、発注者が持つ市場・販売情報が直ちに納入者と共有できていないということがあります。発注者はこの情報を基に社内を整えることができますが納入者はついていけず、コスト負担を増大させるなどの問題となります。 肝心な情報の共有の仕組みなく導入しても失敗ははっきりしています。 時間的にどの段階で、発注者情報を入手でき、納入者はその情報を基に、どの程度の対応ができるかを明確にしながら、システムを構築或いは進化させていくという方法が良いと思います。 なお、最も有効な方法は、交通予約システムの応用で、しかも双方でビジュアルに、いわば共同作業で行うという方法が考えられます。 IT時代を迎えて、カンバン方式も進化させることが考えられるというものです。

kurodai
質問者

お礼

 とても、的を得たご意見ありがとうございました。情報の共有のご意見は納得性があり、これから参考になります。

その他の回答 (7)

  • mkimi1994
  • ベストアンサー率26% (8/30)
回答No.8

中小企業にうまくいかないのは、簡単なことです。というより、はじめることすらむずかしいのが実情でしょう。 カンバンのために、強者が弱者に部品のジャストインを求める必要があります。弱者には難しい、必要悪な仕組みです。

kurodai
質問者

お礼

貴重なご意見ありがとうございました。

  • nika
  • ベストアンサー率14% (66/470)
回答No.7

カンバン方式の真髄は、生産ラインに対して部品の供給ラインが、斜めに配置されていることです。 この意味は、カンバンが見えたときに、その部品を供給すれば、生産ラインにジャストインタイムで供給できるというのが、基本的な考え方です。 そうしますと、この考え方を中小企業に当てはめて考えると、情報化すもっと進めることで、参加していけると思います。顧客がほしいという情報、なにを求めているかという情報、どこになにを置けば誰が得をするかという情報、すべて情報(カンバン)です。 この情報にもとずき、どんな動きができるかがポイントとなるでしょう。 ほしいお客に供給できない、客がどこにいるかわからない、何を求めているかわからない、など中小企業にとって情報不足がネックなのでしょう。 もう一つの問題は、情報の信頼性の問題です。信頼性のある情報であるかを即時に判断し、的確な動きをすれば、いいということは、わかっていますが、これに時間を要しているのが、現状でしょう。 大規模な商談になればなるほど、時間がかかることはいまのところ仕方ありません。 時間さえかからなければ(信頼性のある情報であれば)もっと世の中動きが活発になり、いろいろなビジネスが生まれる可能性を秘めています。 但し、参加できる組と参加できない組の2極化が進み、社会問題に発展するところまで、想像できます。

kurodai
質問者

お礼

 貴重なご意見ありがとうございました。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.5

トヨタから見ると非常に素晴らしいシステムと言えるでしょうネ。 一方,納入業者から見ると,同じ部品を一日に何台ものトラックに分割し,決められた時間に納品し続けなければならない,非常に無駄の多い繁雑なシステムといえます。 また,一度に搬入できる量の部品を何度にも分割して納品しなければならず,しかも,時間厳守であるために早めに近くまで行き,トラックが待っていなければならないという,交通渋滞の原因,大気汚染の原因でもあるシステムですネ。 ということで,もし,多くの企業が採用すれば(出来たとして),交通渋滞に拍車がかかり,時間通りの納入は無理ということになるでしょう(勿論,大気汚染や振動,騒音といった交通公害は現在の何倍もの規模となり,大きな社会問題を産むでしょう)。 倉庫管理能力を持つ100%子会社を同一敷地内に設置し,そこにある程度のストックを持つことができれば,同一敷地内での物の動きだけになり,また,その運搬を電気自動車などの利用にするということで環境にも配慮するのであればよいでしょうけど・・ 個人的には,カンバン方式はなくなって欲しいと思いますので,中小企業が導入に失敗されることは歓迎すべきことだと考えています。単なる利己主義てきな,自分だけがよければいいのだという方式だと思ってます(だから,私はトヨタの車は買いません。地球環境のためのささやかな抵抗です)。 以上kawakawaでした

kurodai
質問者

お礼

 貴重なご意見、ありがとうございました。

  • jingilu
  • ベストアンサー率28% (169/597)
回答No.4

先の方が回答していますが、部品の納入が一番の問題となるでしょう。 使用する部品を使用するだけ、使用したい時間帯に納入するのがこの方式の根幹となります。 トヨタのような大企業の場合、部品メーカーをプッシュする(圧力を掛ける)だけで実現できますし、輸送にも独自便を仕立てることができる。 だけど中小の場合、そうはいきません。 掛ける圧力もないし、小口輸送に頼らざるをえない。 そもそも生産量が一定していない場合、納入見通しも立てられません。 また、在庫を持たないということは緊急時の対応が困難であること。 これを対策するため、部品メーカーからの直接納入ではなく、物流センターにいったん配置するといった方式に改めつつある状況です。 いずれにしても資本力のある大企業だからできることであり、中小にはマネできません。

kurodai
質問者

お礼

 貴重なご意見ありがとうございました。

  • knj9999
  • ベストアンサー率18% (29/156)
回答No.3

中小企業はどこに対してジャストインタイムの納入を求めるのでしょうか。 それとは別に、私はカンバン方式について憎悪に近い嫌悪感を抱いています。あれは結局、トラックと道路を倉庫にしているシステムではないでしょうか。高速のパーキングや工場近くの路上にいる大量のトラックを見ると、渋滞の根源に思えます。公益を犠牲に、というより食い物に在庫を減らし利益を追求するシステムは社会の敵です。回答にはなっていませんが。

kurodai
質問者

お礼

 環境に対して大きな課題が潜んでいるようですね。ありがとうございました。

  • arumagiro
  • ベストアンサー率27% (408/1468)
回答No.2

この方式では親会社と子会社の密な関係が必要なのではないでしょうか。 親会社の操業は滞ること無い、子会社の納入に支えられいるかと思いますが、それは強力な親会社の力が背景に有るのでは無いでしょうか。 この方式は去年のアメリカで起こった同時テロの時にその弱点が明らかになり、見直しが起きたと記憶していますが、いかがでしょうか。

kurodai
質問者

お礼

 貴重なご意見ありがとうございました。

  • Pesuko
  • ベストアンサー率30% (2017/6702)
回答No.1

あまり専門ではないのですが、看板方式は現在弊害も見えてきて、なんでもかんでも看板にはなっていないと思うのです。 以前台風の影響でマツダの部品在庫がなくなり生産が4日間程停止しましたよね。 また納入業者の対応は非常に過酷になります。 まず、トヨタクラスがするから成り立つ方法です。 押しなべて年間を通じて結果的に大量に使う変わりに、看板が出るたびに少しづつ納入を業者に押し付ける方法です。 使う量が少ない場合や、月間使用量が変動すると納入業者もメリットが無いからそんなに頻繁に納入してくれないし在庫も持ってくれないと思います。

kurodai
質問者

お礼

 貴重なご意見、ありがとうございました。

関連するQ&A