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電圧記号
はじめまして 電圧記号について質問します。 日本や米国では電圧をあらわす記号にVを使いますよね。 しかし、ドイツ語からの翻訳ものなどには、VではなくUが使用されています。 VとUの違いはあるのですか。または使用地域で記号が異なるのでしょうか。 国際的な基準はないのでしょうか。 日本の技術者の人に「電圧U」というと違和感があるのでしょうか。 特異な質問ですがよろしくお願いします。
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Eは確かに電場の記号ですが、普通ヴェクトル量で、太字で書くように思います。 E=-gradφ というのが、電場ポテンシャル場φによる電場の式だったように思うのですが、いまは違うのでしょうか。単にスカラー量としてのEは、電場の大きさとして使うのでしょうか。(成分分解すれば、添え字と共に使うかも知れません)。 確かにVを電圧の記号としても使っていますが、Eも使っているように思います。Eが電圧で、電圧は、電位差でない場合は、ポテンシャルと同じですから、では E=-gradV というような表現をするかというと、記憶にありません。 E=-gradU ならありそうな感じがします。 二点のあいだの電位差がVの時、この二点のあいだの距離mでVを割ると、電場が一様なら、V/m=E となるような式があるとも思いますが、この場合のVは、具体的な電位差ではないかとも思います。また、一様電場というのも、あまりないのではないかと思います。 電磁場を考えると、ヴェクトル量のあいだの演算式になり、ポテンシャル・スカラー量は、電場ポテンシャルはφか、Uのような感じです。ポテンシャルをVでは表さないように思います。 電磁気学になると、電場のEとの混同を避けて、Vを使うのかも知れませんが、Vでは、ポテンシャル場として何か、不自然な感じです。
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- ikkyu3
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No.3です。 直接の回答では有りませんが、関連して参考に国際単位を追加します。 量の名称:電界の強さ 量記号:E(K) 単位の名称:ボルト毎メートル 単位記号:V/m
- vortexcore
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No.2のものです。 業界が違うといろいろ違っていて面白いですね。電気工学では、Eが一般的だというのは初めて知りました。でも、yossymochyさんがおっしゃるようにV_BATTとか、電源電圧を表すV_ccとか、やっぱり巷ではVの方が多いような気が・・・。 と、思って今、モーターの制御関係の本を開いたらEで書いてありました。純粋な「電子回路」だとVなのでしょうか。 物理の世界では大体asterさんのおっしゃる通りの定義や記号の使われ方ですが、電圧をEで書くことはありません。電場Eはもちろんベクトル量で太字が普通ですが、大きさを書くときは普通のEです。 あと、電子に対するポテンシャルU=-eφをVで書く人は結構います。例えば有名なシッフの量子力学の教科書はポテンシャルがVで書かれています。電圧といいい、ポテンシャルといい、確かに単位と紛らわしいのですが、物理量の略表現は斜体で、単位は立体(というのかな?要するに斜めになっていないフォント)で表すしきたりになっているので、あんまり気にならないんですけどね。
- ikkyu3
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ドイツでは、なぜUなのかは知りませんが、日本でも三相電圧では、U,V,Wなどが有りますので、特に違和感は有りません。 なお単位と量の名称は同じでは、紛らわしいと思います。 電気工学では、Eが一般的です。これは電流はIと言いAとは言わず、電力をPと言いWとは言わないのと同様です。 参考に国際規格では、 量の名称:電位、電位差、電圧、起電力 量記号:V、φ、U(V)、E 単位:V のようになっています。
- vortexcore
- ベストアンサー率63% (46/73)
物理の世界ではEは普通「電場(もしくは電界)」、つまり単位長さ当たりの電圧を表し、電圧そのものはVで表記します。単位もVです。Eが電圧を表すのはあまり見たことがありません。 Uはポテンシャルの表記によく使います。電圧は荷電粒子に対するポテンシャルなので、そんなに違和感はないですが、Vの方がしっくりきます。
- aster
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国際的な基準についてはよく分かりませんが、「ISO」が決めているのが、それかも知れません。しかし、だとすれば、おそらく、英語式の、電圧は記号E、電流は記号I、抵抗は記号Rでしょう。 >日本や米国では電圧をあらわす記号にVを使いますよね。 >しかし、ドイツ語からの翻訳ものなどには、VではなくUが使用されています。 電圧を表す記号は、日本やアメリカでは、Vではなく、Eです。Vは電圧の単位を示す記号です。ドイツでは、確かに電圧を表す記号にUを使っているようです。しかし、電圧の単位の記号は同じVです。 何故、ドイツでは電圧をUで表現するのか分かりませんが、ドイツでも、電圧、電流、抵抗の単位は、V,A,Ωで、日本、アメリカと同じです。ただ、表現記号が、U,I,Rになって、電圧だけUになっています。 日本でも、電圧をUで表現している例があると思います。過去そういう表記を見たことがあります。これはドイツの影響だったのかも知れません。 >日本の技術者の人に「電圧U」というと違和感があるのでしょうか。 違和感があると思います。電圧はEと言います。 以下のURLのなかで、Uが電圧の「記号」として使われ、 >Formelzeichen: U (記号:U) >Maseinheit: MV(Megavolt), kV(Kilovolt), V (Volt), …… (単位:MV(メガボルト),kV(キロボルト),V(ボルト),……) となっています。何故Uなのか分かりませんが、Eの代わりに使っているようです。 Vは英語・日本語でも電圧の単位で、ドイツ語でも電圧の単位です。違っているのは、「記号」が、Eが、ドイツではUになっていることです。 >Elektrische Spannung >http://www.e-online.de/sites/grd/0201101.htm 別のドイツ語のサイトでは、 >Das Formelzeichen der Spannung ist U und die Einheit Volt IV. >電圧の記号はUであり、単位ボルトはIVである。 となっています。単位ボルトは1Vの間違いではないかと思いますが、電圧の記号は「U」だと述べています。何の略か分かりませんが、ドイツでは、Eの代わりにUを使っているということです。
補足
ご回答ありがとうございます。たいへんよくわかりました。国によってえらい違いがあるのですね。 ところで、電圧記号Eですが、そういえば物理の時間ではEで習ったような記憶がよみがえってきました。ただ、ネットを検索しても、オームの法則などの解説でV=IRのように電圧記号をVとしているケースをよく見るのですが、これはEが正しいのだけれども、単位との勘違いでVが使われるケースがかなり多くなってきていると解釈すればいいのでしょうか。自動車のバッテリ電圧をあらわす場合もVBATTという変数名が使用されます。これは慣習的な使用? 正しいのはEで、Vが使用されているのは間違いなのでしょうか。それとも記号は便宜的なものなので、別に気にしなくていいのでしょうか。
お礼
みなさん、ほんとうにありがとうございました。