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夏目漱石を読もうとすると
一時期、夏目漱石を読もうと作品をいくつか買い込みました。しかし、 彼(の時代)の作品は、現代では使われていない言葉が多く、そのため 巻末にまとめて注釈がついていますよね。 注釈がついている語にでくわすたび、巻末の語注を読んでいます。が、 語注のついている語が一ページに何箇所もあって、そのたびにページを 往来しているので内容が一行に頭に入ってきません。 そこで質問なのですが、最後の語注に全て目を通してから内容を読む 方法に変えようと思っているのですが、語中の語を読んだだけで あらすじが大体分かるといったことはないのでしょうか。 あるのだとしたら、今考えている方法は使えないので。 (また、こういう読み方をすればいいという意見があればお願いします) よろしくお願いします。
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注釈を全て先に読んでしまうと、どんな作品でも多少のネタバレするのはやむを得ません。 これを避けるには他に古語辞典、難読難解語辞典などを用意するか、巻末をコピーして並べて読むしかありません。 しかし、「当て字の名人」と言われた漱石の場合、当時目新しかった外来語や流行語にウィットの効いた当て字や造語をする事も多いので、辞書にない言葉が多々出没します。 おすすめは講談社+α文庫「辞書にないあて字の辞典」 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2561069 です。漱石の作品からの引用が多く、なかなか使えます。 明治・大正期の文学に親しむにつれて、現代の言葉も結局昔の言葉の変形でしかない事が判ってだいたい察しがついてくるので、濫読による慣れも一つの手ですよ。(そうなると「これに比べれば漱石は判りやすかったなあ」と嘆息することにもなるのですが…)
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夏目漱石が好きです。最近「草枕」を読みました。素晴らしかったです。 特に「草枕」は漢詩や古美術に関する言葉が多用されていて、注を読まないと、その面白さが分からないという箇所もたくさんありました。 ところで、たとえば先に注を全部読んだとしても、ほとんどあらすじは分かりませんよ。 全く分からないといっても良いかな。 特に夏目漱石は、本文中の言葉の構成、細部から全体を透徹する極めて巧みな物語の手法からなっていて、本文にこそ本質があります。仮に誰かが書いたあらすじを読んでしまってからでも、本文に接したときの新鮮味は失われないと思います。 それで、結局僕の場合は、しばらく注なしで読みます。慣れてくると、意味の分からない語でも、全体の雰囲気をつかみながら読み進めることが出来ます。いよいよ分からなくなってきたところで、その前後の注をある程度まとめて読んで、また本文に戻ります。 慣れてくると、苦でなくなりますよ。 参考になればいいです。
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回答ありがとうございます
- kiyoxxx
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注釈だけであらすじは判るとは思えません。 巻末の注釈はコピーにとって手元に置くと読みやすいかと思います。
お礼
回答ありがとうございます
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