暗い順番
(1)灯心
(2)ローソク、石油ランプ いずれも大きさによって明るさが随分違います。ローソクは意外と明るいです。今のローソクは石油のパラフィンワックスですが、昔のハゼから取るものよりも、特別明るいということはないでしょう。
(3)白熱電球
(4)蛍光灯
大体こんな順番ですね。もちろん灯心でも大きいのを沢山つけると明るくなります。電球と蛍光灯の関係と同じです。
たまに明治期の卓上石油ランプを引っ張り出して、点けてみたりしますが、新聞のような小さい文字を読むのは苦しいですね。
江戸期では墨と筆の文字で、今の印刷物の文字より大きいですから、暗くてもなんとか読めたでしょう。
ただ、ローソクも油も当時の人にとっては安いものではないと思います。
家の外でメーターが静かに回っている電気と違って、油やローソクは見ているうちに減っていきます。貧乏性の小生にとっては気になりますね。
ですから、当時の人もそのような心境になり、明るいうちに仕事を済ませたことと思います。
当時の家は雨戸と紙障子ですから、吹き降りにでもなったら、雨戸を閉めたりして昼間でも暗くなり、明るさに関しては今の家屋の状況とは格段の差があります。
質問者さんのおっしゃる通り、メガネは普及していなかったと思います。暗いところの生活と近眼との間に科学的な因果関係があるのかどうか私は知りません。ただ、江戸期の人にはトラホームなどの眼病は今より多かったと思いますが、近眼など視力に関する問題が多かったとは聞いていません。
お礼
改めて比べてみると蛍光灯の明るさは突出していますね。 あの丸い輪っかだけで部屋中を真昼のように照らすのですからたいしたものです。 昔は燃料代もかかるからそうそういくつも灯す事も難しかったでしょうし、目が悪くなるほど本を読んだりということもなかったのかもしれないですね。 ありがとうございました!