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約因(consideration)

国際ビジネスで、契約書を作るとき、英米の法律では約因(consideration)というものが必要となる場合があるらしいですね。約因って具体的にはどんなものですか?さっぱりわかりません。

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  • utama
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回答No.1

約因があるとは、価値の交換があることです。 もうすこし簡単に言うと、約束の中に「私はあなたにこれをするから、あなたは私にこれをする」という交換条件が含まれることです。 ビジネス上の契約では、ほとんどの場合、約因が問題になることはありません。例えば「AはBに商品を渡す。BはAに500ドルを支払う。」という約束は、A→B、B→Aと双方向の価値の移転すなわち交換があるので、契約として有効です。 ビジネス上、約因に気をつけなければいけない典型的な場合は、既存の契約を変更する場合でしょう。 例えば、上記の契約が成立した後で「BはAに100ドルを追加して支払う」という約束を改めてしたとします。この約束には、B→Aという価値の移転はありますが、100ドルを追加する代償としてのA→Bへの価値の移転が合意されていないので、約因がなく、契約として有効ではありません。

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