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オランダ語って難しい?
オランダ語って英語とドイツ語の中間のような言語だと聞きますが、いくつか質問があります。 (1)オランダ語は英語とドイツ語の中間と言っても やはりドイツ語に近いんでしょうか? (2)英語とオランダ語に共通した特徴は何でしょうか?つまり、ドイツ語だけが違う部分です。 (3)英語ともドイツ語とも違うオランダ語独特の特徴はありますか? (4)全体的にオランダ語は易しいでしょうか?
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(1)ゲルマン的特徴を多く残している点では、ドイツ語の方が近いと言えます。枠構造や定形倒置、定形後置などはまだ強く残っています。 (E) I have seen her. (D) Ich habe sie gesehen. (N) Ik heb haar gezien. (E) I can speak English. (D) Ich kan Englisch sprechen. (N) Ik kan Engels spreken. (E) He says that he is ill. (D) Er sagt, dass er krank sei. (N) Hij zegt, dat er ziek is. また、外来語の占める割合はまだ低く(むしろ英語のほうが多すぎる)、外来動詞は -eren の語尾を持ち、英語のように語幹をそのまま動詞化しません。 (2)名詞の格変化の消滅(代名詞の3格と4格の区別もほとんど消滅)、接続法の衰退が代表的です。接続法の用法は現代英語の仮定法の用法にほぼ等しく、2式で非現実な仮定を表すほかは、1式は固定表現に限られます。 子音推移を経ていないこと((E) make, apple (D) machen, Apfel (N) maken, appel)が見た目を英語に近くしています。 語尾の -en では n が発音されないことが多いこと、これは中期英語の特徴と同じで英語ではその結果語尾(特に動詞の不定詞語尾と複数人称)の n の多くが脱落しました。 (3)音声面では/g/音を原則持たないこと(k の後に有声子音が来た場合に表れるのみ ik ben など)が特徴です。 文法面では thou, du に相当する du が衰退し、jij, jullie(親称)、U(尊称。所有格に由来。スペイン語の usted 同様)となったこと、フランス語の y と en の用法を併せ持つ(完全にではありませんが)代名詞的副詞 er などがあります。 Ik koop er drie. = J' en achete trois (4)英語が分かるなら(英独両方ならなおさら)難しい言語ではありません。しかし、参考書の内容にばらつきがあり、複数の参考書を持った方がいいようです。特に音声面に関することが違っていたり、変に古い例文を平気で載せている本があったりなど、マイナーな言語にありがちな問題があります。
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オランダ語を学習されるのなら、英語よりドイツ語を参考にされると 文法は理解しやすいかも知れませんが、下手やると混乱します。残念ながら、日本で日本人向けに出版されている入門書は数少ないのですが出来る限り新しく出されたものを選ばれた方が良いでしょう。何時も困るのは、オランダ語の発音(綴りとの関連で)です。CDやカセットなどを聴い比べるとどれを手本にしたらいいのか迷うことがあります。どうもも地方、地方(オランダ国内でも)で結構違いがあるようです。 辞書も日本語のものは一種類しかなく、それも翻訳本らしいですね。 私は、少々いわゆる低地ドイツ語を読んだり書いたりしますが、オランダ語を、それとは知らずに、見ると”これ何語オランダ語?それとも 低地ドイツ語?”と混乱することがあります。 ドイツ語がお出来になるのなら、ウエブサイトでよい入門講座がありますよ。日本語のも使えるサイトがあります。両方とも音声付です。
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回答ありがとうございます。 私はドイツ語は初歩だけ一通り学んだ程度です。オランダ語を学習するとしたら、私はフランス語が得意なので フランス人向けの教材を使うつもりです。辞書ももちろん 蘭仏辞典を使うつもりです。そう言えば、蘭仏事典といえば 日本人が蘭和事典を作る時に見出し語だけを順番に拾う為に参考にしたらしいですね。
お礼
回答ありがとうございます。 オランダ語のUは確か英語のyouと同源のはずですよね。 >しかし、参考書の内容にばらつきがあり、複数の参考書を持った方がいいようです。 下手をすると混乱を招くので難しいところですね。英語でさえ文法の説明にバラツキがありますからね。特に助動詞とか。 trgovecさんもご存知だと思いますが、私はフランス人向けの教材で英語のおさらいをしましたが、学校で教わったこととと食い違う部分がいくつかありました。 私は現在はフランス人向けの教材でイタリア語を学習していますが、国内の教材で学習するよりもやりやすいです。次はスペイン語かオランダ語かで迷っています。オランダ語も今使っていのと同じシリーズを使うつもりです。日本で出版されたのだと どうしてもtrgovecさんがご指摘された点が多いだろうし。