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縄張りについて
個体群の縄張り制についてなのですが、なぜ配偶者を確保することになるのかわかりません。だって縄張り制は同種異個体を排除するんですよね。う~ん。 それと、縄張り制は群れと対極にある個体群と考えていいのですか? お願いします。
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一般に縄張りはオスが一定の生活圏を設けて安心して子供を作るめのものです。 縄張り内の群れは動物の種類によって様々です。つがいだけが最小単位でそれに子供(一定の年令まで)や年老いた親が同居を許される場合もあるようです。高等になるほど人間に近くなると思います(猿の仲間) 縄張り内に侵入が許されないのは主として繁殖期にあるオスだけです。同じオスでも子供は一定期間住みついたり通過したりすることが認められると思います。生物の種類によってさまざまな縄張り制があるので、具体的にライオンの縄張りはとか、明示する必要がありますね。
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補足です。 身近な動物(犬、猫、ハムスターなど)熱帯魚、メダカなどを観察すれば縄張りと縄張りを守る習性が理解できるでしょう。勿論、人間も例外ではありません。人間、猿、狼、ハイエナ、象、など家族単位で行動する動物は何らかの集団防衛策を持っています。
お礼
こんにちは。お返事どうもです。なるほど、熱帯魚かっているので観察してみます。 >人間、猿、狼、ハイエナ、象、など家族単位で行動する動物は何らかの集団防衛策を持っています。 大変興味深いお答えで勉強になりました。「生物」ってきくと自然の動物を思い出しますが、近代化された社会でも縄張りは存在するんですね。いや~気づくと当たり前みたいに思えますが、結構衝撃でした。 どうもありがとうございました。
- aster
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「縄張り」を持つ動物や植物は多数あります(植物の場合は「縄張り」とは言いませんが)。色々なケースが考えられます。 >だって縄張り制は同種異個体を排除するんですよね。 動物にしても植物にしても、或る環境の広さで生存できる個体数というのは決まっています。高等動物になるにつれ、この条件は厳しくなって来ます。そのため、独居性の動物の場合、自己の「生存必要環境領域」としての縄張りを維持する必要が出てきます。 この場合は、「同種異個体」というより、同じ環境条件を同じように利用する動物個体は、同種異種に関係なく排除するはずです。無論、識別力が低く、同種は排除できても、異種は排除できない動物もいると思います。 >なぜ配偶者を確保することになるのかわかりません。 独居性動物の場合でも、「生殖」が生物には必要です。その場合、縄張りのなかに、異性の侵入は許す、あるいは積極的に異性個体を誘導して、自分の縄張りに入らせる(これは、鳥の雄などが、そういうことをします)のが有効です。と同時に同性個体は、やはり排除するのですし、生殖目的の異性の確保のため、以前以上に排除が厳しくなります。 しかし、先の方も言っておられるように、生殖において、敵対しない個体は、縄張りへの侵入を許容することが一般です。そもそも、利用環境の異なる異種動物(これは、無論、自己の生存を脅かすような生物ではありません。そういう生物は、できれば排除します)は、縄張りの制約外ですし、生殖に関係しない、子どもの同種個体なども、許容されます。 ただし、子どもでも、対立者になりえる場合、排除されます。この当たりの判断基準がかなり曖昧で、生物ごとで、違って来ます。 縄張りを造ることで、「力ある優勢な個体」は、異性を多数、自己の縄張りに呼び込み、他方、対立する同性個体を排除することで、生殖が容易になります。また、こういう縄張りを、強力に維持でき、同性を排除できる個体は力ある優勢な個体となるので、縄張り制度で、優勢な個体の子孫が生まれる可能性が高まります。 >それと、縄張り制は群れと対極にある個体群と考えていいのですか? 動物は、独居性動物と、群集性動物に大きく分かれますが、例えば、狼などは独居性で、ゾウとか、草食動物などは群居性です。しかし、狼は、つがいで生活し縄張りを造りますし、また機会的に狼は群れを造ります。 猿は群居性動物ですが、群れが一種の個体のようなもので、群れ単位の縄張りがあります。また、群居する猿のメイン位置には、ボス猿がいて、その周りに多数のメス猿や子どもの猿、それを取り囲んで、雄猿の集団があるという構成になっています。 猿は、群れを離れて独居することもあります。 上に述べたように、大きく、独居性と群居性に分かれますが、どちらも「縄張り制」を持っていることが多いです。前者は個体またはつがい単位の縄張り、後者は、群れ単位の縄張りです。 従って、縄張り制は、群と対極にあるとは、必ずしも言えません。
お礼
こんにちは。お返事どうも有り難うございます。誠意のこもったわかりやすい御説明で感激しております。自分の知らなかったこともたくさんでてきてとても勉強になりました。それと、いろいろなタイプの動物がいることもわかりました。ずっと読んでいくと、「縄張り制は、群と対極にあるとは、必ずしも言えません」というのに納得できました。どうも有り難うございました。 ところで縄張りしている動物は自分ひとりで領域を守っているんですかね。2,3人で守るとかいうのはないのでしょうか?2,3人あつまった時点で群れと識別されるんですかねぇ。
- KINGBIRD
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super_mario_さんがどのようにお考えかわかりませんが・・・。 個体群の縄張りが、オスがメスを確保するためのものなら、排除されるのは「同種同性」の別個体ということになります。 が、実際にはメスも縄張りを持つ種も多くいます。 縄張りは、群れの様態には関係ないと思います。 たいていの場合、縄張りとは生活圏確保ではないでしょうか。安全な場所(寝床)、必要な餌が存在していること、そして配偶者です。 繁殖期にしか決まった縄張りを持たない種も、普段はオスメス関係なく異個体に対しなわばりを持っていて繁殖期に異性だけに対して縄張りを解く種とか、普段から雄と雌が別々の縄張りを持つ種とか、様々ありますが、繁殖期には縄張りからは異性は受け入れ同性は追い出そうとするのが普通です。同性のライバルがいたら配偶者を確保するどころじゃありませんから。 ちょっと勘違いした回答になっていたらごめんなさい。補足頂けるでしょうか。
お礼
こんんにちは。すいません、わかりにくい質問でしたね。 今のお答えで納得したのですが、縄張り制は同種異個体を排除すると書いてあったので、当然配偶者も排除するんだろうなぁと思っておりつがいはどうするんだろうとおもっておりました。 >繁殖期には縄張りからは異性は受け入れ同性は追い出そうとするのが普通です。 そうですか!これで納得できました! ところで縄張りしている動物は自分ひとりで領域を守っているんですかね。2,3人で守るとかいうのはないのでしょうか?
お礼
こんにちは。どうも有り難うございます。 縄張りのこと誤解しておりました。縄張りをする種の動物はひとりひとりが自分の部屋を持っていて同種異個体の侵入を許さない形態なのかなと思っておりました。 だから当然配偶者も排除するんだろうなぁと思っており混乱してしまいました。 しかし、縄張り内に侵入が許されないのは主として繁殖期にあるオスだけまっmですね!誤解しておりました。 >生物の種類によってさまざまな縄張り制があるので、具体的にライオンの縄張りはとか、明示する必要がありますね。 縄張り制について一般的に御説明していただきたいのですがやはり難しいのでしょうか。