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長鎖の有機フッ素化合物
PFOSのような長鎖の有機フッ素化合物が蓄積性や毒性などで最近ちょっと問題になっていますが、 Cが8個よりCが6個の方が毒性などが極端に低いのになぜずっとCが8個のものが多く使われていたのでしょうか? 合成方法の手間やコストなどかなとは思っているのですが、推測の域を出ないのでどなたか教えて頂けないでしょうか。 お願いします。
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C8なのは水及び油に対する溶解度のバランスを取ったためと考えられます。また界面活性作用を持つようしたためと思われます。この性質を利用して、撥水剤、紙の防水剤、泡状消化剤、洗剤に使われていました。 おそらくC6では油に対する溶解度が低く、水に対する溶解度が高くて、利用価値が少ないのでは。 C8を持つために油に溶けやすく、生体に取り込まれると排泄されにくいという欠点を持ちます。生体で分解され難いと、小魚→大魚→→人間と食物連鎖を通して生体に蓄積された物質が濃縮されていき、連鎖の上位に属する人間は高濃度に蓄積された物を摂取することになります。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。 なるほど、単にコストや手間のことばかり考えておりました。 それに炭素数が増えることで生態への影響が大きくなるメカニズムについても理解することができました。 ありがとうございます。