- 締切済み
水溶性化合物の除タンパク方法について
かなり水溶性の高い化合物を合成し、マウスに投与後のplasmaサンプル中の化合物濃度をHPLCで測定したいのですが、いい除タンパク方法が見つかりません。 有機溶媒に全く溶けない化合物なので、酸での除タンパクを試してみたのですがなかなかうまくいきません。 できればODSのC18カラムで測定したいのですが、詳しい方いましたらアドバイスをお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kgu-2
- ベストアンサー率49% (787/1592)
研究のアドバイスをする方にもマナーがあるので(される方にも)、独り言。 一番簡単なのは、100度での過熱ですが、不安定だと。 水銀を使っても良いのなら、水銀の添加。使えない(廃液処理が困難)のなら、亜鉛。これは、衛生試験法で、食品添加物の亜硝酸を使うときに利用しています。 酸だと、トリクロロ酢酸。これは、低分子のタンパクでも沈殿になりやすいとか。沈殿が小さいと濁ったままになるので、濁度で定量するときに利用しますが、15000rpmくらいまで回転数を上げれば、おそらく沈殿になります(験してはいません)。 有機溶媒は、エタノール約半分は沈殿します。アセトンが、後の作業を考えると楽です。 以上は、目的物の性質の情報が不十分なので、なんとも。除去したあとの操作を考えて、選択してください。 以上で駄目なら、面倒ですが、最終手段を書き込みますが、以下に答えてください。 1)サンプルは何度まで耐えられるのか、 2)ロータリーエバポレータが使えるのか、 3)HPLCにかけるときに、希釈しても検出できるほどサンプルの濃度は高いのか、感度ギリギリなのか
- geneticist12
- ベストアンサー率67% (701/1045)
商売柄、核酸の精製をよくしております。核酸から除タンパク質をして精製するのにはフェノール抽出をしますが、応用できないでしょうか。 バッファー飽和フェノールに等体積のクロロフォルムを加えたフェノールクロロフォルムと、水溶液に等体積加え、乳化する程度撹拌します。遠心分離すると水層(上層)と有機層(下層)に分かれ、その界面や有機層にタンパク質が落ちるので、水層を回収します。 必要に応じて何回か繰り返し、最後はクロロフォルムまたはエーテルで抽出して水層にとけ込んだフェノールを取り除きます。
- kgu-2
- ベストアンサー率49% (787/1592)
生物のカテの方が適切だとは想うのですが。淡白を扱うのは、生化学者が最も得意ですから。 除タンパクは、教科書的には 1) 熱 2) 酸またはアルカリによる等電点 3) 金属を加える 4) 有機溶媒 5) 分子量で 前処理用のカラムも市販されているかも 次の点に答えてください。 >なかなかうまくいきません。 沈殿ができないのか、それとも、沈殿を除去できないのか。 その化合物の分子量は?、 その化合物は、熱に安定? Hgと反応するか?
補足
>kgu-2さん アドバイスありがとうございます。 plasmaと等量の酸を入れて除タンパクを試したのですが、沈殿もできずHPLCではかってみたところ、ピークを分離できるような状態ではありませんでした。 ちなみに分子量は1000くらいで、熱には不安定、Hgとは反応しない化合物になっています。 何かいい案などありましたらアドバイスよろしくお願いします!!