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古文「にけり」の「に」とは?

古文の「にけり」の「に」にはどのような意味があるのでしょうか。 また、「にや」「にかあらむ」には反語・疑問両方の意味があるのかどうか、教えて下さい。

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  • zono7
  • ベストアンサー率42% (24/57)
回答No.2

「に+けり」は,いくつかの例外(「死にけり」のような,ナ変動詞連用形+過去の助動詞)を除けば,完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の助動詞です。 助動詞「ぬ」には,そもそもあまり強意の用法がありません。下に推量の助動詞「む」・「らむ」・「べし」があるときのみ,「きっと」の意味で強意の用法があるのみです。ですから,それ以外は完了の助動詞と考えてもらえば。 「にやあらむ」「にかあらむ」は,ともに反語・疑問の用法があります。あとは文の流れから判断するしかありません。単に「にや」「にか」と言った場合には,この「あらむ」の部分が省略されています。 余計なことですが,「あらむ」はやたら省略されます。「にこそ」とあれば「あらめ」が省略,といった具合に。 係り結びは,疑問・反語の「や」と「か」以外の強意の係助詞は訳しません。「こそ」など引っ掛かりやすいですが,基本的には無視して訳出して下さい。 ただ,これにも例外があり,「もぞ」「もこそ」と「こそ~已然形,(ここで終わらず,文が続く)」だけは訳出が必要ですが・・・。

analogy
質問者

お礼

なるほど!疑問がすっきり解消しました。 大変詳しい解説、どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • kasutori
  • ベストアンサー率26% (308/1163)
回答No.1

『に』+『けり』ですね。『けり』は連用形接続なんで、『に』は連用形です。『に』を連用形とするのは完了の『ぬ』 ただ、『に』の識別をする為には少し前の文章もないと完璧にこれとは言いかねます。間違っているかもしれないですから。 にや・にか…あらむ。係り結びですね。 ぞ・なむ・や・か…連体形 こそ      …已然形 ですね。 なんにせ、僕も10年以上みてないんで、思い出しながら書いてます。

analogy
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。ではにけりの「に」が完了の「ぬ」である場合意味はほとんど完了だけでいいんでしょうか。すみません、すっかり私も忘れてしまっているので…、あと係り結びにはどんな意味があったでしょうか?

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