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世界史の論述での質問。
(1)五四運動期に起こった文化運動について、清代に流行した学術と1989年の天安門事件とを視野におさめ、300字以内で論述せよ。 五四運動は、ベルサイユ条約に反発した民衆が起こした運動なのに、どうして、清代に流行した学術と天安門事件が関係しているのかがよくわかりません。詳しく教えてください。 (2)パレスチナ世界は、現代の世界で解決の困難な、極めて難しい問題とされているが、この問題の困難さを歴史的に説明せよ。そのさい、次の語を必ず用いて説明せよ。 シオニズム バルフォア宣言 中東(パレスチナ)戦争 この問題も、自分がまだパレスチナ問題について詳しく知らないため、さらにこの設問の、なぜ困難であるのか、教科書等にものっておらず、よくわからないでいます。誠に申し訳ございませんが、どなたかご教授ください。
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うーん。二次試験でアリガチな出題ですね。 特に(1)は出題者である教授の頭の中に ”自称正しい”回答なるものがあって、 それに近いものを書けっていう相当横暴な設問。 論述という感じじゃない。論を展開したらだめなタイプで、 一般的見解というよりも、個人的見解に近いような 出題者の考え方を知らないと、正解に近づけないタイプ。 300字という制限つきなんで、落とすの前提での出題かな。 こういう場合、出題者の意図を探る手がかりとなるのは、 むしろ”A・清代に流行した学術”と”B・1989年の天安門事件”という点です。 ”視野におさめ”ということは、平たく言えばその趣旨で書けという 指示なので、とにかくその線でいくしかりません。 ちなみに五四運動とA,Bがそれぞれ関連があるということであって、 AとBが関係あるという話ではないはずです。AとBは無関係で、 五四運動の文化運動のある面をAに、違う面をBに関連付けて書くことになります。 だから最低、パラグラフは2つ以上はいるということですね。 (導入と結論があるので3あるいは4つかな) 恐らく、二点のうちどっちかが合うかかすれば、 半分の部分点数がもらえるタイプでしょう。 もう極端に言えば、出題者の教授なり助教授の著作を読めば かなり回答に近いものがあるはずなんですが。 志望校の担当らしき人が、わかれば裏口から調べるのも手ですね。 (2)は文字制限はないのでしょうか。 これはかなり普通の出題だと思いますが、政治的な立場によって 全く異なる回答が書ける問題なんで、別の意味でチャレンジャーな出題ですね。 マジで考えれば回答ないよね。 ユダヤ側のテロと侵略を強調することもできるし、 パレスチナ側を非難することもできるし。 しかしそういうことはおいておいて、 普通にパレスチナ紛争の経緯を説明すれば○をくれるでしょう。 教科書に載ってるはずですよ。
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- Pinhole-09
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(1) 要するに「保守」と「革新」ですね。 野原四郎氏によると、五四運動の新文化運動は、民主と科学を旗印に西欧の近代思想を取り入れ、儒教を排しようというのですから、容易に理解できるでしょう。
- a-koshino
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ヒントのおまけ (1) 清代の学術といえば、訓詁学的な考証学↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%83%E8%A8%BC%E5%AD%A6 考証学への反発から、新しい文化運動が、という流れでよろしいかと。
- a-koshino
- ベストアンサー率23% (102/441)
ヒントになりそうな点のみ (1) ・五四運動は、北京師範大学の学生運動として始まりました ・陳独秀・胡適・魯迅について調べてみましょう ・特に、魯迅の最初の作品集「吶喊」(日本では阿Q正伝)の前書きは、学生運動の根本原因となった、時代への閉塞感を実感できる文章です。 (2) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E5%95%8F%E9%A1%8C