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簿記の費用について
ただ今簿記の勉強をしている者です。 よく、問題文に「減価償却費を計上した」といった、「~費を計上した」という言葉が出てきますが、このときは単に「~費」を借方に仕訳するということでよろしいのでしょうか。 計上という、言葉の明確なイメージはどのようなものと考えてよいのでしょうか。 浅はかな知識で申し訳ありませんが、よろしかったら回答していただけないでしょうか。
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簿記とは、帳簿に記入することです。 それゆえ、簿記で計上と言えば、帳簿に記入するという意で解するのが妥当でしょう。 ただ、帳簿に記入するにはまず仕訳をきります。 そして、その仕訳を帳簿に記入しますよね。 よって、簿記で計上とくれば直接的には帳簿への記入を指しますが、 間接的には仕訳をするというイメージが良いかと思います。 つまり、「~費を計上した」とあれば、 直接的には「~費」を帳簿に記入するイメージで 間接的には「~費」を借方に仕訳をするイメージ が正確かと思います。 ただ、学習上はここまで考える必要はなく、 単に仕訳をするといったイメージでも問題ないかと思いますが(^^; 少々まわりくどい言い回しをしましたが、いかがでしょうか?
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- hinode11
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「計上」とは、企業の資産や費用などについて、会計取引上の個別の数値を、貸借対照表または損益計算書の中に組み入れることを言います。それゆえ「減価償却費を計上した」とは、「個別の費用項目である減価償却費を損益計算の中に組み込んだ」ことを意味します。 なお、組み込むためには当然、仕訳を起さなければなりません。
お礼
ありがとうございました。
簿記で仕訳を起こすタイミングを「取引」といいます。取引が発生したときに仕訳を起こし、帳簿に記載します。この仕訳から記帳までの一連の作業を「計上」といいます。 普通「取引」というと、売ったり買ったり契約したりということをイメージすると思いますが、簿記・会計の理論では、計上のタイミングが詳細に決められており、例えば単に契約しただけでは取引とは見ず、実際に商品などが引き渡されたときに初めて「取引」と認識します(実現主義)。また、「取引」は誰かとの間でするものと思われがちですが、簿記では必ずしもそうではなく、減価償却費の計上のように相手のいない取引もあります。これを「内部取引」といいます。 会計学ではこのあたりを理論的に詳細に学びますが、簿記の勉強の場合には、基本的にこれらは「暗記」で対応します。いつ計上するかはパターンで覚えることになります。 単式簿記の場合には仕訳というものはなく、取引内容に応じて直接帳簿に記載できますが、複式簿記の場合、「複式」ですからひとつの取引を処理するのに二つの勘定科目が必要です。そのため、取引からいきなり帳簿に書いてしまうと、一方が記載もれになる危険があるので、いったん「仕訳」によって取引を整理し、それから帳簿に転記する必要があります。 問題文に「計上した」とあれば、「取引があり、それを帳簿に載せた」という意味になります。簿記というのは事業の活動状況を記録をすることであり、事業活動があって初めて「計上」すべき「取引」が起こります。「計上」を理解するには、その前提となる「事業でどんな取引があったか」ということを考える必要があります。 ただ、現実に簿記を勉強するには、そんなことを考えるよりも、こういう問題の場合はこういう答え方という「パターン」で覚えていかないと、時間との勝負である試験に合格するのは難しいです。試験勉強をしているのだとすれば、あまり理屈にはこだわらないほうがよろしいと思います。理論はあとからいくらでも学ぶ機会はあります。
お礼
大変詳しくありがとうございます。
- oska
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簿記レベルでは、あまり複雑に考える事はありません。 減価償却費は、勘定科目と考える。 減価償却費計上は、減価償却費を実際に計算(記録)したと考える。 故に、計上する場合は「仕訳」を行ったんだと・・・。 このレベルで良いと思います。 日商簿記3級ですかね。 頑張ってくださいね。
お礼
なるほど。どうもありがとうございました。
お礼
とても丁寧な説明をありがとうございます。 大変参考になりました。