3月の景気動向指数CI値について
内閣府が12日発表した3月の景気動向指数(CI、速報値)は、
景気の現状を示す一致指数(2015年=100)が
前月比4.9ポイント下落の90.5だった。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の抑制で、
下落幅は東日本大震災があった11年3月の6.3ポイント以来の大きさになった。
下落は2カ月連続で、11年6月の89.3以来8年9カ月ぶりの低い水準だった。
一致指数の推移から機械的に決める基調判断は8カ月連続で、
景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」となった。
悪化の判断は、現在の形で基調判断の公表を始めた08年4月以降、
リーマン・ショック前後の08年6月~09年4月(11カ月連続)に次ぐ
長さとなった。速報段階で一致指数を構成する7指標の
すべてがマイナスだった。
https://mainichi.jp/articles/20200512/k00/00m/020/259000c
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上記の記事とのことですが、
景気動向指数のコンポジット・インデックス(CI)の値は
どの位下がったりしたらヤバイといった感じなのですか?
これは下がり幅とかそういう変化を見る指標なんですか?
アドバイスよろしくお願いします。(`・ω・´)
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■景気動向指数
【発表機関】内閣府
【発表時期】毎月次、当該月の翌々月上旬
【ポイント】DIが50を上回っていれば、景気拡大、下回っていれば、景気後退
【内 容】
・生産・雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感な指標の動きを
統合することで、景気の現状把握、将来予測のために作成された総合的な景気指標
・ディフュージョン・インデックス(DI)
:上昇(拡張)を示している指標の割合を示す。景気の変化『方向』、
転換点(景気の山・谷)の判定に用いる。
・コンポジット・インデックス(CI)
:指標の「量的」な動きを合成した指標。景気変動の『強弱』を
定量的(山の高さ・谷の深さ、拡張・後退の勢い)に測定する。
・2008年4月からコンポジット・インデックス(CI)が重要視されている。
【コンポジット・インデックス(CI:Composite Indexes)】⇒ 景気の強弱
・景気に敏感に反応するという観点から選ばれた指標の『変化量』を合成したもの
・経済活動を網羅的に把握したものでないことに留意
・基調は、3ヶ月後方移動平均と7ヶ月後方移動平均で総合的に判断
□先行指数:景気に対し先行して動く⇒景気の動きを予知する
(一致指数に数ヶ月先行)
□一致指数:景気に対しほぼ一致して動く⇒景気の現状把握
上昇⇒景気の拡張局面 (変化の大きさ:景気拡張のテンポ)
低下⇒景気の後退局面 (変化の大きさ:景気後退のテンポ)
□遅行指数:景気に対し遅れて動く⇒景気の転換点や局面の確認
(一致指数に数ヶ月か半年程度遅行)
【ディフュージョン・インデックス(DI: Diffusion Indexes)】⇒ 景気の方向
・景気の局面の判定に用いる指数:景気の各経済部門への波及の度合いを表す
・改善している指標の割合:50%を上回れば景気が拡張局面、
下回れば景気は後退局面
・景気局面の判断:100%か0%で判断
・DIの水準自体の変化は景気変動の大きさないし振幅とは直接的には無関係
□先行指数:景気に対し先行して動く⇒景気の動きを予知する
(一致指数に数ヶ月先行)
□一致指数:景気に対しほぼ一致して動く⇒景気の現状把握
上昇⇒景気の拡張局面 (変化の大きさ:景気拡張のテンポ)
低下⇒景気の後退局面 (変化の大きさ:景気後退のテンポ)
□遅行指数:景気に対し遅れて動く⇒景気の転換点や局面の確認
(一致指数に数ヶ月から半年程度遅行)