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東京裁判は天皇の戦争責任を回避する為にマッカーサー元帥が仕掛けたのか?
東京裁判は、国際法に一切関係なく、マッカーサー司令部の決めた条例(憲章)にもとづき、ポツダム宣言の条件を無視して行われた占領行政で有ったと指摘する知識人(渡部昇一)がいますが、それを裏付けるようにマッカーサー元帥自信がアメリカ上院の軍事外交合同委員会で「従って日本が戦争に突入した目的は主として自衛(セキュリティー)のために余儀なくされたのであった」と証言している。 そこで質問ですが、マッカーサー元帥は占領政策をスムーズに運ぶ為、天皇の存在が日本の国対護持のために必要と考え、天皇に戦争責任が及ばないように東京裁判を仕掛けたのではないか、という疑問があります。諸兄のお答えをお待ちしています。
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そもそも戦争に良い戦争も悪い戦争もありません。侵略戦争が罪になると言ふ概念も、特に欧米にはありません。侵略戦争で植民地を広げてきたのが彼等ですから。しかし戦勝国のアメリカは日本に復讐するため裁判と言ふ方法を考えだし、罪状も事後法で平和に対する罪などをもうけて裁いた戦勝国による敗戦国民へにリンチにすぎません。アメリカは戦後の日本をどのようにしようと考えていたのでしょうか、公式文書としてそのような政府方針は無かったようです。GHQのその後の方針を見てみると日本を弱体化するためにどのようにすればよいか研究しながら 推し進めてきています。天皇が日本の中心になって統治していたことは 充分理解していたので、もし天皇を裁判に掛ければ占領統治がうまくいかなくなると裁判から外したにすぎません。国体護持など外国が考える わけがありません、むしろ日本国など消滅してしまってくれと考えていたかもしれません。 マッカーサーが日本は自衛のための戦争をしたのだと、解任されてから 証言している。これは朝鮮戦争を戦ってみて日本が何故中国で戦っていたかその理由が戦後5年経ってようやく気が付いたに過ぎません。 日本とアメリカの戦争を仕組んだのはソ連の工作員だと言われています マッカーシー旋風が吹くまではアメリカ政府内には共産党勢力がはびこり、自由主義陣営同士で戦争させその間隙をついてコミンテルンの勢力 拡大をはかり1990年代まで旨くいっていた。最後にのこったのが中国と北朝鮮です。 さて先の大戦の勝者のオランダ、イギリス、フランス、は全ての植民地を失い貧乏国に転落してしまい。一方アメリカは世界で共産勢力と戦わ なければならなくなり、本来なら一番味方に出来るはずの日本を叩き潰したためにアメリカ一国で世界の戦争を引き受けている状態です。日本は高みの見物を決め込むか一肌ぬいでやろうとするのか、これからの若者の決めることです、今後の世界情勢を見誤らないないようにして欲しいものです。
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- pbf
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そもそもマ元帥は東京裁判のようなものを企図しておりませんでした。彼の頭にあった戦争責任といえば、いわゆるBC級戦犯的なものだけであり、すなわちそれは「スネークアタック」真珠湾攻撃について問うことだけだったと云われています。もちろん天皇不起訴についてマッカーサーは深く関わっていますが、東京裁判自体は彼によるものではございません。
お礼
確かに、1945年9月10日に昭和天皇を戦犯として裁く事が、アメリカの政策であるとした決議案がアメリカの議会に提出されています。 ご回答ありがとう御座いました。
- kodon
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NO3で回答した者ですが国体護持をアメリカが望んでいたように考えられているようですが、それに反論するために再度返答させてください。 もしアメリカが天皇制を維持し国体護持を考えていたのなら何故直系以外の皇室を廃止させたのですか、皇室典範を何故憲法の中に含めたのか アメリカが押し付けた憲法だから含めただけです。明治憲法では皇室典範と憲法は別物です。今回の女系天皇騒動は直系に男子がいないことで発生したことです。幸い悠仁親王殿下が誕生され一時救われましたが、早急に皇室典範を改正しなくては天皇家は途絶えてしまいます。女系天皇などは男が女に代わるだけのように考えている人がいるようですが女系になれば、それは天皇家と何の関係もない者達が国の象徴になるだけです。
お礼
1946年1月25日にマッカーサーが陸軍省宛に打った極秘電報には、天皇を裁判に掛けるべきではないとした理由は二つ有りました。 1.天皇を葬れば、日本は分解する。分解すれば、占領統治ができなくなる。 2.1の結果、近代的な民主主義を導入するという希望が失われて、共産主義がはびこる。 以上です。 回答者様が仰るように、国体護持という目的はなかったようです。再度のご回答ありがとうございます。
- a-koshino
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ナチスの戦争責任を裁こうとしたニュルンベルク裁判と、ほとんど同じ法的手法が用いられているように思えますので、ニュルンベルク裁判の延長上にある戦勝イベントととらえるべきかもしれません。 もとより日本とドイツでは国内事情が異なり、かなり強引にニュルンベルクと同じことをやろうとしたようですが、うまくいってないですね。
お礼
ご回答ありがとうござうました。
- TTOS
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「国際法に一切関係なく」というのはどうでしょうか。 参考URLの 日米関係資料集 ・1945-1960 極東国際軍事裁判所条例 の第五条 人並ニ犯罪ニ関スル管轄 には,「平和ニ対スル罪・通例ノ戦争犯罪・人道ニ対スル罪」が掲げられていますが,「侵略戦争,若ハ国際法,条約,協定又ハ誓約ニ違反セル戦争」「戦争ノ法規又ハ慣例ノ違反」など,国際法が下敷きになっているようです。 また,同じ参考URLの 戦後国際政治の基本文書 戰爭抛棄に關する條約の第一條で,「國際紛爭解決ノ爲戰爭ニ訴フルコトヲ非トシ且其ノ相互關係ニ於テ國家ノ政策ノ手段トシテノ戰爭ヲ抛棄スル」と,日本国憲法第9条のようなことが謳われています。 ただし自衛のための戦争はかまわないというのがアメリカなどの立場で,今でもアメリカは自衛のために世界中で戦争しようとしていますが。少なくとも侵略戦争は良くないという認識は日本も含めて第二次世界大戦以前からありました。
お礼
国際法のご指摘ありがとうございます。 参考になりました。
- ogasawaraensis
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東京裁判は太平洋戦争を終結させ、戦後統治を円滑にするための「イベント」だったと考えます。 また、捕虜になった欧米人の溜飲を下げるためにもイベントは必要だったでしょう(ゴボウの味噌汁を食べさせた→木の根を食べさせられたと誤解→捕虜を不当に扱った戦犯として死刑、なんてのもあります)。 当時の日本は無条件降伏をしたのですから、イベントなどせずに日本を植民地化し日本人を奴隷化しても(当時の価値観では)問題なかったのです。 にも関わらずイベントを実施しなければいけなかったのは、軍部以外の日本人、つまり本音はともかく隣人との相互監視状態で戦争を止められなかった国民と、戦争を煽り続けたマスコミに免罪符を与え、戦後統治(そして将来の共産圏との戦争)の駒として日本を利用するためです。 戦後の日本とイラク戦争を見比べれば、「自国民の血を流す占領地統治」と「被占領地の自発的な占領状態維持」のどちらが得かは言うまでもないでしょう。 以上より、 >マッカーサー元帥は占領政策をスムーズに運ぶ為、天皇の存在が日本の国対護持のために必要と考え、 >天皇に戦争責任が及ばないように東京裁判を仕掛けたのではないか、という疑問があります。 やや不足(マスコミや国民の責任を減免する)があるものの、大筋で同意します。 また主語はマッカーサーではなく、アメリカ合衆国(もしくは米英仏)が適当かと。
お礼
ご回答ありがとう御座います。 >マスコミや国民の責任の減免 GHQの占領政策の配慮がそこまで(特に、マスコミ)行われていたのですね。
フセインが処刑されました。 明らかに、サダム・フセインが居る限り、イラクは変わらないと判断されたのです。 第一次イラク紛争では、フセインがかわいそうと言う世論がありました。(反撃も出来ずに負けた) その甘さがツインタワー事件に発展し自国の首を絞めたと考えます。 マッカーサー元帥の証言は、天皇の有益性を認識させたのだと思います。 また、陸軍の現人神の降臨を抑止するのにはなお更必要とも思えます。 天皇が不在であると今度は 東洋のヒットラー養成所を作ってしまいます。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 >現人神の降臨を抑止 ご指摘の点は気付きませんでした。
補足
>むしろ日本国など消滅してしまってくれと・・・。 このようにGHQが考えていたとしたならば、むしろ天皇を裁判に掛け、国内を混乱させ、経済が破綻して、国力が弱体化し、最悪の場合、日本消滅ということにもなって、アメリカの望む所になったのではないでしょうか。