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先込め式銃の構造について
先込め式銃を発射するとき最初に銃口から火薬を入れ棒で送り、その次に(おくり)いれてそして、玉を入れ棒で的確に送って点火薬を火皿にいれ発射装置を押し上げて、発射態勢に移りますが、その手順の中で(おくり)というものが途中で入れられますが、この(おくり)というものはどのような役目を果たすものなのか、また、どのような物が(おくり)に使われたたのか、銃に詳しい方教えてください。どうしても(おくり)の必要性が分からないので、お願いします。
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思い出しました。 「おくり」は、丸い布です。 散弾銃でも、ワッズと言う、火薬、散弾の間に入れる物があります。 これを、相当昔は新聞紙で代用した話があります。 使う理由は、火薬が前に転げ出るのを防ぐ役目です。 明らかに前で着火した場合、火薬の中で着火するので弾丸が行方を失ってしまいます。 着火する体積、火薬量、燃焼速度と言う、物理的データを一定にするのが目的です。 これをしないと、均一な性能が出ません。 ここにワッズ(送り)があります。 http://homepage3.nifty.com/rupan_manse/ammonation.htm
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- caesar-x2
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「おくり」というのは標準語なのでしょうか? 私は聞いたことがありませんが、 意外と日本の軍隊言葉のほうが廃れたので厄介です。 英語のほうが残っているのでアレなんですが、 そういうんでしょうか、名称とは難しいものです。 話を聞くと、要するに弾と火薬を入れた後の 薬包(カートリッジ)のことでしょう。 日本ではかつては早合といったものですが、 弾丸と一回分の火薬を筒状ににした紙/布に入れてあるものです。 発砲時は、この包みを噛み切って中身を銃口に入れたり、 銃口に当てて指で押し出すと 反対側から弾と火薬が入る仕組みだったりするわけです。 さて、役割ですが、最後に押し込んで 弾と火薬を銃身の底にとどめるためのものです。 銃口を下にした時に弾が落ちないように・・と思うでしょうが、 最も重要なのは装薬が銃身のなかでバラけないことです。 バラけると一部にだけ発火して、残りが弾と一緒に噴出すので 白煙と共に黒い霧みたいにバフっと出てしまい、 弾丸の威力が著しく減退します。 薬包、もとい”おくり”を入れて込め矢で押し込むと くしゃくしゃになった油紙や布ですから、 モップではいたように火薬が銃弾ごとぐっとおしこまれるわけです。 銃口の直径と弾丸の直径の差、つまり”遊隙”を埋めるため というのは、論理的ですが、現実的にはそれをやっても ガス圧はほとんど変わらないのでその役割は気休め程度でしょうね。 大型砲と違って、小銃の場合は装薬も少ないので むしろそれに拘るよりは、素早い装填、素早く次の発砲を行うことの方に 兵隊は注意を注ぎます。 火縄銃でも遊隙はコンマ数ミリ程度のため、 実際に弾を布や紙で包んだ状態で入れようとすると 逆に途中で詰まったり、上手く入らなかったりするはずです。 力ずくで入れれば入るのでしょうが、 現実的に考えれば、 弾を入れた後にその上から”おくり”を入れたでしょうね。
お礼
長く詳しい回答ありがとうございました。なるほどそのような役目に使われていたんですね。参考になりました。
- k-i-r
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補足
サイトによる回答ありがとうございました。参考にします。
- cliomaxi
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「おくり」と云う名称は知りませんが、装填の順番から察して「パッチ」と呼ばれるものではないかと思います。 これは布製で、火縄銃が使われていた頃だと流石に1/1000mm単位での精度を要求するのは無理な話で、銃口内のサイズと弾のサイズのギャップを埋めるためのものです。 パッチを入れてから弾を込めると云うより、パッチに包んで弾を込めます。 現在手許に資料が無いので、帰って(会社なものですから・・・)手持ちの資料に載っていれば再度回答します。
お礼
回答ありがとうございました。パッチですか、なんとなく意味がつかめました。
お礼
はっきりした回答ありがとうございました。私が質問した銃も散弾銃なので、このことだと思います。ようやく意味がつかめました。ありがとうございました。