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自己流ピアノの限界を少し広げたい
初めて質問させていただきます。30代半ばの男です。 ピアノのレッスン経験は全くありませんが、好きなものを好きなように弾くスタイルで小学校から社会人5年目ぐらいまで、時間があればピアノを弾いていました。好きなように弾いていただけなので、運指はメチャメチャ、基礎も全くなっていません。「幻想即興曲」やドビュッシーの「版画」辺りで限界を感じています。そこで、基礎からやり直したいと思うようになってきていますが、バイエルから運指に注意しながらやり直す、というのは意味があるでしょうか。(今は、一番簡単な曲でいいので、将来カプースチンが弾きたいと思っています) スタイルの矯正という意味では、多少つまらない練習でも続けていこうと思っています。ただ、単に趣味でやるつもりなので、(今のところ)教室に通う気はありません。 やはりバイエルからじっくりやっていく方がいいのか(正直楽譜を見ると、初見でいけちゃうよ、とバイエルをバカにしている自分がいるのも確かです)、それとも何か他に別の道があるのでしょうか。・・・ハノンはじっくりやってみようと思っています。
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そこまで弾けるようになっているならバイエルにこだわる必要はないと思います。 ・・・が、 バイエルが必要ないというのではありません。バイエルに掲載されている曲に興味を抱けないのであるなら「バイエル程度」とついている曲集を100曲程度やるのがいいと思います。アニメやゲームの曲でもいいですし、結婚式に使えそうな歌謡曲のピアノアレンジ集でもかまいません。独学ということなので指番号が振ってある曲で自力ですぐ弾けるような曲がいいと思います。 私はピアノの専門家ではありません(管楽器吹きです)が、バイエルタイプの教則本の必要性とは過去の歴史でのピアノ技能の蓄積である指使いを体感することだと思っています。(他にも簡単な音楽性の取得などがありますが) とにかく簡単な曲をどのように瞬時に処理するかの練習なので 初見で弾けちゃっていいと思いますよ。 ただ、ある程度指使いにクセがついているのを直すためということなので、バイエルの100曲では足りないかもしれませんから先ほど言った「バイエル程度」の曲集をたくさんやってみてください。 何よりも基礎であるとはいえ楽しみながらやることが大切です。 ただ最後に書かれているので、やるつもりかとは思いますが、ハノンタイプの教則本はとても大切です。運動で言うと準備体操ですからやればやるほど「自分の体が自分の思うように動かせるようになるための練習」と思うことです。ですからバイエルタイプ(楽曲でも同じです)で思った音楽表現が瞬時にできないなど、つまづくようであるなら、ハノンタイプで運動能力を伸長させる。この繰り返しじゃないですかね。
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- LetroxFuture
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#4さんの意見に賛成です。 ただ、ハノンは黒鍵を使うことが少ないので、最終的にはハ長調の練習曲も全調で弾いていくことをオススメします。 幻想即興曲が一応でも形になるのであれば、自己流でもかなりのレベルがあると思います。ただ基礎がまったくなっていないと思うので、当分はハノンに全力をかけ、余った時間に自分の好きな曲を弾くのが良いと思います。 将来はカプースチン、と仰られていますが、僕の推測だとカプースチンの8つの演奏会エチュードに大変刺激を受けたのではないでしょうか?あれらの曲はショパンのエチュードよりもテクニック的には難しいのでは、と思っています。(全音の楽譜の難易度が★4つだったため、友達が抗議の電話をいれました。笑)ジャズ風の運指ももちろんありますし、左手の動きもかなり多いです。テンポもめちゃくちゃ速いので基礎がきちんと固まっていないと全く歯が立ちません。なので、ハノンでがっちりと基礎を固めるまでは手をつけないほうが無難だと思いますね。 最後に、バイエルは必要ありません。世界中でバイエルを今でも使っている国は日本ぐらいです。音楽学の先生に聞いた限りでは、ドイツでは国立図書館等に行かないとおいてないほどマイナーだそうです。バイエルの普及は戦後の音楽教育が関わっていまして、アメリカのメーソンという音楽教師が当時アメリカで適当に選んで持ってきたピアノの教則本がバイエルだっただけです。なので、バイエルは重要ではありません。
お礼
やはり、基本技術を身につけることが、自分のピアノの限界を広げるには最低限必要なことなのですね。また、黒鍵を使わないハノンの欠点も補う必要があることも了解です。 バイエルが本国でもそれほどマイナーとは驚きです。皆さんのご意見から、バイエルにこだわる必要はないんだなぁ、とは思いつつ、教則本をやり始めることで、ピアノのテクニックを一望できると思いますし、何より「1冊終える」という目標が設定できると思っています。実は、今はバーナムのピアノテクニックを4冊やってみようかな、という気でいます。 カプースチンは、やはり取っ掛かりは8つのエチュードでした。でも、あまりにも技術的に(自己満足として弾くにも)太刀打ちできないのは自分が一番よく分かっていて、今弾きたいと思っているのは、24の前奏曲の何曲かです。こっちは、8つのエチュードに比べて曲ごとに難易度の差が大きいので、手をつけられそうな曲もあります。でも、いい加減な技術でお気に入りの曲を弾きたくないので、しばらくはハノン(ピシュナ?)、バーナム、インベンションでちょっと鍛えようと思っています。
- amethyst1976
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サッカーに例えるとこんな感じだと思います。 バイエルがボールを蹴る練習。足の内側や外側を使ったり。 ハノンはドリブル、パス、シュート練習です。 でも、これさえやれば試合に出れる(曲を弾ける)わけではないと思います。 ハノンに出ている音階の指番号を弾けるようになっても、曲の中に出てくる音と指番号が必ずしも一致するわけではないですもんね。 パスやシュートも試合では判断力や正確さが必要でしょ?(あと戦術理解も) 基本練習をしてなければ試合に出れないんじゃなくて、基本練習だけでは試合に出れないんです。 サッカーのただボールを蹴るなら誰でもできるように、それだけならバイエルは弾けるだろうしやるだけ意味ないです。指定したパネルを落としていくどこぞの番組ではありませんが、ここを狙いたいからこういうキックでどうのこうの・・・というように、つきつめると全然バイエルも散々だったということもあるかもしれません。 余談ですが、基本的なことは例えプロであっても永遠に大事にして練習することなんで、できなくても気づいただけ恥ずかしくないですよ。
お礼
もしかするとamethyst1976さんのおっしゃりたいことを理解し切れていないかもしれませんが、ご回答を拝見して、「基本練習だけでは試合に出られない」のも確かだとは思いますが、やはり「基本練習をしていなければ試合に出られない」のだから、基本を身につける事はまずは必要条件であるとご助言いただいたように読みました(ただ、必要条件であって、十分条件ではないことを強調いただいたのだと理解しております)。 それに加えて、バイエルもただ弾くだけなら簡単だとしても、弾きたい様に弾けるのかどうかは別物ということですよね。ほんとの初歩の初歩に戻る覚悟は出来ました・・・。(趣味だからこそ)まだまだ先は長いので、のんびり一つ一つにじっくり取り組みます。
バイエルは必要ありません。たとえ趣味であっても先生について学ぶ (矯正含む) 事をおすすめしますが、仰るハノンをメトロノームに合わせて弾き続ける (難しいです) 練習と、一定の速度を保ちつつ味わいのある演奏を聞き続ける、バロックの3声以上のフーガを弾いてみる等で技術的にも精神的にも深みが増すと思います。 参考 ハノン バッハ:2声フーガ教本 インベンション バッハ:3声フーガ教本 シンフォニア (併せた「インベンションとシンフォニア」もあります) 平均律クラヴィーア曲集第2巻 なんとなく、お好みの楽曲とは逆のジャンルではないかと思います。個人の先生なら、好みの楽曲を練習しながらの矯正も可能 (程度によりますが) だったりします。
お礼
やはりハノンは必要と理解しました。ただ、世の中にはピシュナ、リトルピシュナと言うのもあることを最近知りましたので、書店で確認して楽しめそうな方をこれからやっていこうかなとも思っています。 バッハは、両手を自由に動かすためには必要だといわれてますよね。一応、これも2声3声のを持っています(もちろん、持ってるだけ・・・!)。ピアノの練習としてするには、芸術性も高いですし、楽しめると思います。まずは、「バイエルクラスの曲」「ハノン系」「バッハインベンション」の3本立てで練習を積もうかと思います。 この投稿をして、自分は「ピアノの」練習をしたことがないことに気づきました。いつも弾こうと思う曲があって、その曲の練習をしただけで、その曲の練習の中で苦手な動きの克服等をしてくればそれなりに良かったのかもしれませんが、そういう事は避けてきたので、そりゃぁ限界があるわけですね。
30代主婦、音大出身です。ピアノではないのですが・・・ 私は高校生の時点である程度技術があったものの、音大を目指すからにはと基礎からやり直しさせられ、上達しました。 基礎練習としてバイエルからやり直すのは十分意味があります。それがまったくもって無駄になるということはありません。 ですが、つまらないというのも確かです。それならAランクやBランクくらいの簡単な曲をやってみてはどうでしょうか。 それをただ弾くのではなく暗譜して完璧に弾くのです。 ピアノを習うと必ず発表会がありますよね。一見自己満足かに思える発表会ですが、これこそ上達の近道(王道)なんですよ。 暗譜して人前で演奏するとなると嫌でも?丁寧に時間をかけて練習します。というかせざるを得ない状況に追い込まれます。 1曲を完全に覚えて弾き込むことは普通に家で弾いていたら出来ないことですよね。なあなあになって「もう飽きたなー。次の曲にしよう」となってしまいますから。 習っていない場合は発表会の機会がありませんので、簡単な曲を暗譜した上に録音してみてはどうでしょう。やり直しはなしでね。 けっこう難しいと感じることでしょう。 習うつもりはないとのことですが、習うということは先生の前で弾くとか発表会などで変化に富んだ目標が出来て自然と上達しやすくなります。 音楽が独学では限界があるのはこういう理由なんですよね。机での勉強とは全然違うのです。上達を望んでいるのなら月1、半年に1度でもいいから習いに行かれることをお勧めします。 頑張ってください!
お礼
やはり皆さんの回答を拝見させていただくと、バイエルという教則本自体だけに全てのエッセンスが詰まっているというわけではないのですね。むしろ、バイエル「クラス」の曲をある程度まで弾きこなしながら矯正・補強していくのがよさそうだと感じました。 > なあなあになって「もう飽きたなー。次の曲にしよう」 全くもってその通りです。やっぱり経験者さんにはバレバレですね。で、けっきょく自分の苦手な音形のある部分はそのまま置き去りにして次の曲に行っちゃうもんですから、上達も何もありませんよね。 やっぱり、自分のレベル(といっても、実際にはそのレベルまで来ていないという事なのですが)の幾つも前のレベルに戻って、それを一つ一つこなしていくということが必要と感じました。
- edie
- ベストアンサー率31% (156/502)
ピアノではありませんが、ドラムを15年やっています。 ただ「基礎をやる」という意味では同じなので、書かせていただきたく思います。 基礎の大切さは、やらないと分かりません。 僕も、あなたと同じように基礎を馬鹿にしていた時期がありました。 しかし、いざやってみると「叩き方がなってなかった」という事が分かり真剣に取り組みました。 その結果、合理的な叩き方が出来たり出てくる音が良くなったりと楽器をやる人間にとっては嬉しかったです。 そのおかげで、今の自分の音・音楽に対する考え方・音楽に取り組む姿勢があるのだと思います。 また、「間違ったやり方を本来のやり方に近付ける」という意味でも基礎は大切だと思うのでやるべきだと思います。 基礎はやらなければ大切さ・難しさは分からないでしょう。 しかし、やる事によりあなたの演奏はレベルアップします。
お礼
> その結果、合理的な叩き方が出来たり出てくる音が良くなったりと まさにここだと思っています。基礎があると一歩先へ進めるのではないかと思っています。ある程度弾ける、なんていう変な意識を持たずに基礎に取り組む事で、大きなプラスはあっても、マイナスになる事は絶対にないですよね。この点は、けして遠回りじゃない、と勇気付けられました。 ただ、その「基礎」がバイエルでいいのか、ハノンでいいのか、その辺りが???です。基本技術であるスケールやアルペジオ、トリルその他を、大人になってしまった今、効率的に習得するには?運指を矯正するには?引続き、よろしくお願いいたします。
お礼
運指については、初見で出来るような曲をたくさんこなして、自分の癖を発見しながら本来の指使いに慣れさせていく、という工程が必要そうですね。ただ、そこにバイエルへのこだわりはなくても良いということですよね。 ハノンの大切さも理解はしています(といっても、今まで持ってはいたもののつい面倒で・・・)。運動するのに筋トレが必要なのと一緒ですよね。