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赤外スペクトルについて

赤外スペクトルについてお聞きします。各官能基によって吸収位置がそれぞれに異なっていることを利用して、物質の同定をするような問題を解いているのですが、参考書によって吸収位置の数値が違っていてどれを信じたらよいのか、よく分かりません。例えば、マクマリーにはアルコールは3400~3650カイザーと書かれているのですが、他の参考書を見ると、3200~3600カイザーと書いてあります。しかも、その参考書では3200カイザー付近にある吸収を確かめてOH基が含まれることを答えさせるような問題なので、3400~3650カイザーと覚えていると、物質をうまく同定できません。どちらを信じればよいのでしょうか。各参考書ごとに数値のずれがあって、うまく問題が解けません。

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回答No.1

水酸基は化合物によっても違いますけど、それ以上に分子間(場合によっては分子内)の水素結合によって低波数シフトします。 マクマリーの3400~3600というのは、理想的に孤立した場合の値を示しているのでしょうね。 水素結合性の溶媒、水が混じっている、濃度が濃くて自己会合する、などの効果がある場合は3200くらいまでずれることはありえます。 ですので、別にどれも嘘を書いているわけではないでしょう。 さらにそうした場合はブロード化しますよね。多分質問者さんが問題または実測したスペクトルも結構幅広になっているのでは、と思いますが。

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