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オゾン層と紫外線の関係について
紫外線のUV-Cは最も有害であるがこれはオゾン層で完全に吸収されるので大丈夫だと習いました。しかし、オゾンホールのようなオゾンの濃度の低いところではUV-Cを通過してしまうのではないかと思ったのですがどうなのでしょうか?? あともしUV-Cがもし通過してくるなら人体に与える影響はどのくらいありますか?? よろしくお願いします。
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UVCは紫外線のうちでも波長の短いもので、有害ではありますが、大気に殆ど吸収されてしまいます。これはオゾンのあるなしいは関係なく、波長の短さから来る宿命なのです。ですからオゾンホールができたらからと言って通過量が増えるわけではありません。 蛇足ですがオゾンホールができているのは南極上空です。ところが南極の地上へ降り注ぐ太陽光は極めて低い確度、真夏でも水平に対して23.5度の方向からやって来ますから、これはオゾンが多い空気層しか通らないことになります。ですからオゾンホールができたから大変などと騒ぐのはおかしいことになりますね。 また北極にはできないのは南極のうように大気が暴風圏によって隔離されるということがないので温帯からの豊富なオゾンが常時供給されているということが原因です。これを裏返せば温帯のオゾン生成能力は北極にまで輸出できるほど余裕があるということになりますね。ですからあれは一部の学者の空騒ぎです。