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書評のかきかた
初めて大学で書評をかかないといけません 上手な書き方を、教えてください。 急いでいます。
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書評を書くと言いましても、枚数、どんな種類の本の書評か、どこに提示・公表を前提とした書評かによって、書き方が違って来ます。つまり、ひも付きの書評、例えば、或る出版社が出している雑誌の書評コーナーで、他の出版社の本と共に、その出版社の本も書評する場合、普通「よいしょ」するというのですが、「悪く書かず、良く書く」という原則があります。お金を出して書評を書かせて、自分の所の本を悪く言われては、宣伝にならないからです。 他方、同じ雑誌でも、読者に、何がベストの本か、何が良いか悪いかの指針を与えるような役割の書評の場合は、良いか悪いかをはっきり決めます。中には、ポイントで最高5,最低1,平均3などというランクを五段階で付けるようなものもあります。こういう書評だと、何がお奨めかを知るのが読者の目的なので、どの本も良いでは、困るのです。無論、「お奨め本だけ紹介」の書評は、一応、全部褒めないと行けません。 その他色々なケースが考えられ、それぞれの場合に応じて違って来ます。 一応、客観的な書評の書き方を簡単に述べ、この方法で、褒める必要がある場合は、否定的な評価や、批判的紹介はやめて、「良い所」を強調し、良くないところは、軽く流すか、触れないという風にするのだとして説明します。 書評する本を読むのは、当然のことです。前書きや後書きを読んで書いた書評は、羊頭狗肉です。問題外です。 本を読みながら、どこがいいと思うか、ここは印象的だ、とか、この表現はいいとか、感銘を受けた場所、感心した場所、関心がある場所、面白い場所など、書評を書く時、取り上げようと思うことを簡単にメモします(これは、本を読んだ後、思い返して、メモを造ってもよいです。「印象に残った」ことをメモするのです)。このメモは準備のためです。慣れてくれば、メモなどしなくとも、頭のなかで考えます。 書評の構成を考えます。必要な内容、つまり書くべきことは: 1)その本はどういう内容の本であったかの紹介、小説ならシノプシス(あらすじ)。 2)その本について、どういう印象を持ち、感想を持ったか。ある程度具体的に。 3)その本についての総合評価。 以上の三つが必要です。2)で使うため、先のメモを用意したのです。1)は、どういう内容だったか、客観的に説明します。この場合、2)の内容を引用して、客観的紹介のあいだに、こういうところが特徴であった、ここが印象的であったなどと入れても構いません。バランスよく、客観内容紹介と、印象にある内容などを、具体的引用などを交えて書きます。 総合評価は、上の段階の途上、これについてはこう思うという形で部分評価を入れて、最後に、それらの部分評価をまとめて、また総合的視野や、それまで紹介していない部分なども引用して、この本は、「こういう本で、素晴らしいと思う」とか、「興味深い内容である」とか、「優れた力作である」とか、この後に、「惜しむらくは、著者の文章が些か、読みづらく云々」とか、条件付き「良評価」とか、反対に、「内容的にどうも不自然に思える」とか、「ストーリーに新鮮さがなく、面白い本とは推薦できない」などの「否定評価」をします。一般に、「良評価」にして、少し、批判を入れると、立体性が出てきます。 構成をどうするのかの問題があります。構成は、 1)起(枕――本を読む動機・本の位置付け紹介) 2)承(客観内容紹介) 3)転(主観印象紹介) 4)結(総合評価) という四段構成がよく、2)と3)はうまくモザイクにしても構いません。また、書評の場合、ミステリーなどは、最後の真相、トリックなどは書いてはならないと言う原則があります。あまりにひどい本は別ですが、そこそこ面白かった本は、褒めた方が書評としては易しいです。否定し批判しつつ、読者に書評を読ませると言うのは難しいです。書きにくいのです。 1)で、本を読むきっかけとか、著書の紹介、本の成立背景などの紹介を書いて、いつの間にか、内容紹介へと続けます。全部の紹介などできないので、これは、という所を重点的に取り上げ、あまり話が拡散しないように注意します。 2)と3)は、小説なら、ストーリーや、登場人物の印象、文章の読みやすさ、文体の特徴などです。 4)で、これまで書いて来たことも踏まえて、本全体の評価・印象を述べ、読者に向け、この本を読む時の注意とか、素晴らしい本なので、是非一度、手に取られるとよいでしょう、などと推薦の言葉を入れたりします(必ず入れる訳ではありません)。 実際の「書評」を見て、どういう「構成」になっているか、「どういう内容紹介」の仕方か、「枕」の置き方、「総合評価」の書き方などを調べてみてください。漫然と書評のサンプルを見るのはなく、上に述べたような、要素で成り立っているはずで、また構成も似たもののはずですから、要素の提示の仕方、構成の仕方などを見て、分析します。そして分析結果を自分の書評に応用します。 なお、書評ではありませんが、テーマ小論文の構成の仕方とか書き方、実際に書いてみた例などが、以下の参考URLのわたしの回答と、そのお礼にあります。小論文と書評とでは違いますが、違いは上に説明しています。参考にしてください。 >質問:推薦入試の漢字一文字のテーマの作文 >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=195542
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初めてで急いでいるなら新聞雑誌の書評を参考にする方が良いと思います。 ituさんが読んだ本を友人に紹介すると思って次のようなポイントを入れてまとめれば書評になります。 1.まず全体を短く紹介する。 2.読みながら、著者がもっとも主張したい点、ituさんが共感を覚えた点、新しい視点などをメモする。 3.全体の流れを追いながら、メモに従い、自分の意見を書く。 けなすのが目的ではなく、友人にも読んで欲しいのが目的なら、著者の主張に同意し、その表現力を褒めるべきです。しかし、掘り下げが不十分なところ、独善的なところがあれば、前向きに批判してもよいでしょう。 4.著者がどんな業績をあげた人か簡単に紹介してもよい。 書評を読んだ友人が、是非読んで見たいと思えば書評の目的を達した事になります。以上は専門分野が分からず、書評の目的(比較、批判もある)も不明なまま 一般論を述べましたので参考にして下さい。
お礼
ポイントが、簡潔にかいてありとてもわかりやすかった。おそくなりました。失礼しました。ありがとうございました。バッチしかけました
- hana-poo
- ベストアンサー率63% (7/11)
まず、その本をじっくり読んでみることが大事でしょう。 下手に文章慣れしてきて目次とか前書きとかを見ただけでスラスラ書いてしまう人がいますが、その書評を書いた人が本当に読んだかどうかは読み手にしてみると結構分かってしまうものです。 あと、原則として批判はしないことです。 上手な書き方は、新聞の書評欄を読んでみるのが一番じゃないでしょうか。 紹介するポイント、文章の流れなど色々分かりますよ。 初めての書評はかなり時間がかかって大変だと思います。頑張って下さい。
お礼
ほんはだいすきです。何回もよんで、自分でもよくかけました。おそくなってごめんなさい。ありがとうございました。
お礼
詳しく教えてもらったのにお礼おそくなってすいません。書評はじめてだったのですが、無事おわりました。自分のおもったことを、よい面からかけました。