• ベストアンサー

点在する状態の表現について

 日本語を勉強中の中国人です。点在する状態の表現についてお伺いします。次のシチュエーションでは、帆の影、かがり火、たいまつ、ともしび、人が点在する状態を表す表現をご存知であれば、教えていただけないでしょうか。ちなみに、「ちらほら」、「点々」は6例で全部使えるのでしょうか。 1.海と空の境界線で輝いている帆の影。 2.かがり火をいっぱい焚かれている山を遠いところから眺める。 3.たいまつを持っているおおぜいの人々がいる山を遠いところから眺める。 4.夕方、帰る途中でふと気が付いたら目に入った民家のともしび。 5.夕方、高層ビルから見たともしび。 6.地下鉄の中に人が少ない。一箇所に集中的に座っていない。何箇所かに分けて座っている。  また、質問文に不自然な日本語がありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

awayuki_ch さん、こんにちは。 「ちらほら」「点々」という簡単な言葉もいざどのように使おうかと思うと意外に難しいものです。 「ちらほら」も「点々」も複数のものが点在している様子を表現するものですから、「1」の例文には使えません。(ヨットや帆船の数が何艘かあるのであれば別ですが) 6つの例文で「ちらほら」が使えないのは、 「1」、帆船が一艘ではないかと思われるから。 「2」、かがり火が「いっぱい」と書かれている。 「3」、たいまつをおおぜいの人が持っている。 「6」、「何箇所かに分かれて」ということは、数人のグループがいくつかあると思えます。 また、「点々」が使えないのは「1」、「6」だと思います。 それ以外は「ちらほら」「点々」ともに使うことが出来ると思います。 ★また、例文「2」は、【かがり火(を)】と(を)を使っていますが、ここは、【かがり火(が)】と(が)を使うべきです。 (を)を使うのであれば、【かがり火をいっぱい焚いている】と能動態にすべきで、【かがり火をいっぱい焚かれている】という受動態の表現には使いません。 ★例文「6」は、「何箇所かに分けて」とありますがこれは間違いです。ここは、「何箇所かに分かれて」とすべきです。 1.海と空の境界線で輝いている帆の影。 ⇒手をかざして、遠く海と空が合わさる辺りを見ると、沈む夕日にキラキラと輝く帆が見え隠れしていた。 ⇒遠く空と海の交わる辺りを見ると、沈み行く夕陽を浴びた何艘ものヨットの帆が、白くキラキラとした光を放ちながら点々と浮かんでいるのが見える。 2.かがり火をいっぱい焚かれている山を遠いところから眺める。 ⇒麓から見上げると、山のあちこちにかがり火が置かれいているらしく、ゆらゆらと燃える炎の帯が出来ていた。 3.たいまつを持っているおおぜいの人々がいる山を遠いところから眺める。 ⇒ここから見ると、大勢の人々が松明を持って山を登っていくのか、木々の間から赤く燃える炎がちらちらと見えている。 4.夕方、帰る途中でふと気が付いたら目に入った民家のともしび。 ⇒帰宅途中、ようやく薄暗くなりかけた町に目をやると、既に窓から明かりの漏れている民家がちらほらと見えた。 5.夕方、高層ビルから見たともしび。 ⇒高層ビルの最上階で夕方を迎えた。眼下には夜を迎える準備でもしているかのように、点々と町の明かりが見えている。 ⇒まだ日が落ちない時間なのに、高層ビルの最上階の窓から下を見てみると、窓から明かりの漏れている家々がちらほら見え、何となく寂しくなった。 6.地下鉄の中に人が少ない。一箇所に集中的に座っていない。何箇所かに分けて座っている。 ⇒急いで地下鉄に飛び乗った。座席にはぱらぱらと乗客がいるだけだった。 ⇒急いで地下鉄に飛び乗った。座席にはいくつかのグループが話をしているだけだった。

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、こんばんは。質問文の場合どおり、説明していただき大変助かりました! 例文は全部拝読しました。とてもすばらしいです。繰り返し繰り返し読みます。2と5だけは私の表したかった意味とちょっと違うような気がします。今回は自分で書くのを怠りましたが、よくないと反省しながら、今度からは自分で書かなければなりません。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

一。 >6つの例文で「ちらほら」が使えないのは、 >「1」、帆船が一艘ではないかと思われるから。  「点在」は普通複数のイメージでしょうか。ここで、複数の帆船を表したかったので、「ちらほら」と「点々」は両方使えるのでしょうか。中国語はこのような場合、「点々白帆」が使えます。 二。「ちらほら」を誤って使った理由は多い数のものを表すときに使ったでしょうか。そうしたら、夜景(夜8時ぐらい)がとてもきれいな高層ビルからの俯瞰には使えないですね。 三。 >2.かがり火をいっぱい焚かれている山を遠いところから眺める。 ⇒麓から見上げると、山のあちこちにかがり火が置かれいているらしく、ゆらゆらと燃える炎の帯が出来ていた。  「ゆらゆらと燃える炎の帯が出来ていた」はすばらしいです。とても気に入ります。ただ、私の想像した景色とちょっと違います。シチュエーションは、夜、私はかがり火が置かれいている山の真正面の山に立って、向こうを眺めています。二つの山の隔たりがとても遠いので、炎さえも見えないかもしれません。ただ、それはかがり火だということを事前に知っています。次の文は添削していただけないでしょうか。 1.「こちらの山から眺めると、向こうのあちこちはかがり火の光りが点々と輝いている。」 2.「がかがり火だと事前に知っているのだが、眺めたら、向こうのあちこちは星が点々と輝いているのではないか。髪が吹き乱れ、どうも向こうの星たちは目をパチパチさせてくれる。一瞬、夜空にいると錯覚された。」 四。6についてですが、「ぱらぱらと」のほかに、使えそうな擬態語はありませんか。「○○っと」のような形の単語です。「ずらっと」でもなく、「だらっと」でもありません。ちょっと思い出せません。

その他の回答 (3)

回答No.4

awayuki_ch さん、こんにちは。 お礼を有難うございます。 また、補足を読ませていただきました。 「点々」「ちらほら」について、もう少し例文等を挙げてみますね。 「点在」は普通複数のイメージでしょうか。 ⇒そうですね。一個の場合は点在は使えません。 複数の帆船を表したかったので、「ちらほら」と「点々」は両方使えるのでしょうか。 ⇒両方とも使えると思います。 ⇒燦燦と降り注ぐ太陽の光をいっぱい浴びて快走する帆船の帆が、点々と輝いている。 二。「ちらほら」を誤って使った理由は多い数のものを表すときに使ったでしょうか。 ⇒最初に文章の添削です。 *【・・・を表すときに使ったでしょうか。】は間違いです。 →ここは理由を述べている所ですから、【・・を表すときに使ったからでしょうか】でなくてはなりません。 次に「夜景(夜8時ぐらい)がとてもきれいな高層ビルからの俯瞰には使えないですね。」に関して。 ⇒時間だけではなく、照明の数が問題になります。 ⇒高層ビルが何処にあるのか、ということは、繁華街の真ん中にある、若しくは、繁華街などを一望のもとにできる場所にある場合と、大自然の中のリゾート地にある場合では異なってきます。 ⇒常識的には繁華街に立地しているものと考えるべきですから、繁華街の夜8時を頭に描いてみます。 ⇒この時間、繁華街はまさに「かき入れ時」です。日本の場合は常識を超える照明の量で、街はまさに光のオンパレード、これでもかというほど光の洪水、満艦飾状態です。 ⇒この状態は「ちらほら」という表現とは全く正反対、「ギラギラ」「ピカピカ」「光の洪水」「圧倒される明るさ」「目を瞠くほどの光の量」「真昼のような明るさ」「100万ドルの夜景」など「ちらほら」とは似ても似つかない表現が使われています。 ⇒冬の午後四時頃、気の早い人たちは点灯しはじめます。このような光景を俯瞰的に見たときの状況が「ちらほら」ということになります。 ⇒湖畔で釣りを楽しんでいた。時間はあっという間に過ぎていた。湖の向こう岸を見ると、ちらほらと明かりが点けられた家が見えたので急いで帰り支度を始めた。 ⇒湖の向こう岸に目をやると、いつの間についたのか、遊歩道の照明器具の明かりが点々と続いているのが見えた。 三 「ゆらゆらと燃える炎の帯が出来ていた」はすばらしいです。とても気に入ります。 ⇒先ずは文章の添削。 ⇒以前にも指摘したことがありますが、この「とても気に入ります」は「とても気に入りました」というのが正しい表現です。 次に、シチュエーションが、【夜、私はかがり火が置かれいている山の真正面の山に立って、向こうを眺めています。二つの山の隔たりがとても遠いので、炎さえも見えないかもしれません。ただ、それはかがり火だということを事前に知っています。】となった場合を考えます。 *「麓から見上げると、山のあちこちにかがり火が置かれいているらしく、ゆらゆらと燃える炎の帯が出来ていた。」という文章は、【麓から遠くの山を見上げると、かがり火が置かれているあたりで、赤い炎がちらちらと見えていた。】となりますでしょうか。 以下の文章の添削です。 1.「こちらの山から眺めると、向こうのあちこちはかがり火の光りが点々と輝いている。」 ⇒「こちらの山から眺めると」はOKです。 ⇒「向こうのあちこちは」はNOです。 *「向こうの山のあちこちで」「向こうの山のあちこちに」なら大丈夫です。 ⇒「かがり火の光りが点々と輝いている」はOKに見えます。しかし、前段で「あちこち」が出てきていますので、ここでまた「点々」と書くのは点在状態の表現が重複している感じがします。 *私の立っている場所から眺めると、向こうの山のあちこちに、かがり火のゆらゆら燃える炎が見える。 *または、私の立っている場所から向こうの山を眺めると、点々とゆらゆらと燃えるかがり火の炎が見えるのである。 このように、「かがり火の光」よりも、「かがり火が」とか、「ゆらゆらと燃えるかがり火の炎が」等とする方が感じが出てくるのではないでしょうか。 2.「がかがり火だと事前に知っているのだが、眺めたら、向こうのあちこちは星が点々と輝いているのではないか。髪が吹き乱れ、どうも向こうの星たちは目をパチパチさせてくれる。一瞬、夜空にいると錯覚された。」 ⇒この文章は大幅に添削しなければなりません。 ⇒「眺めたら」「「のではないか」「髪が吹き乱れ」 「向こうの星たちは目をパチパチさせてくれる」「錯覚された」などが直さなくてはならない個所です。 *あの辺りにかがり火が置いてあるということは既に知っていた。しかし、こうして遠くから眺めてみると、まるで夜空の星たちがキラキラと輝いているかのように、あちこちで赤い炎が揺れている。 頬に当たる風は気持ちよく、やさしく私の髪をなびかせている。少し乱れた髪を手でかきあげながら、目を凝らしてきらめく星たちを見ていると、私は、一瞬、夜空に浮かんでいるのかと錯覚させられてしまった。 このような心情をお書きになりたかったのかと勝手に想像しながら書いてみました。 四。6についてですが、「ぱらぱらと」のほかに、使えそうな擬態語はありませんか。「○○っと」のような形の単語です。「ずらっと」でもなく、「だらっと」でもありません。ちょっと思い出せません。 ⇒「何箇所かに分かれて座っている」という状態を表す言葉???。 *ずらっと⇒並んでいる様子 *ゆったりと⇒ゆっくりとくつろいでいる様子 *ごそっと⇒一塊になっている様子 *でれっと⇒だらしない様子 *ちょこんと⇒小さな子やおばあちゃんが可愛らしく座っている様子 *うようよと⇒気持ち悪いものが一塊になっている様子 *のそっと⇒茂みからゆっくりと大男が出てきたような様 *ふわっと⇒浮かんでいるような様子 *おどおどと⇒おびえているような様子 *おろおろと⇒おびえ慌てふためいている様子 *ぼけっと⇒気の抜けた様子 でも、みんな当てはまりません。 そうそう、「まばらに」という言葉があります。 まばらに(疎らに)は、車内に乗客が少なく、あっちに2~3人、こっちに1~2人、またあっちに1人という状態を言うかもしれません。 なんか最後は間の抜けた回答になってしまいました。 すみません。

awayuki_ch
質問者

お礼

 shigure136さん、こんばんは。再びありがとうございます。知りたい表現を全部習得できとても嬉しいです。想像した場面と合う文字を拝見して印象深いです。shigure136さんに挙げていただいた例文の雰囲気はとても気に入りました。「とても気に入りました」は反省しております。今度もしまた間違えましたら、ぜひ怒ってください。最後の擬態語の授業も楽しかったです。ぜんぶ覚えておきます。あの単語をやっと思い出しました。「がらんと」でした。「中に何もなくて広々としているさま」なので、点在する状態とはあまり関係がありません。大変失礼いたしました。  美しい例文を本当にありがとうございました。大満足でした。

awayuki_ch
質問者

補足

>日本の場合は常識を超える照明の量で、街はまさに光のオンパレード、これでもかというほど光の洪水、満艦飾状態です。 「これでもかというほど」というフレーズは初めてです。このフレーズの使い方がぜんぜんわかりませんので、新規質問を立ててみました。そちらで教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2547909.html

  • mataoyu
  • ベストアンサー率40% (82/204)
回答No.2

No.1さんの回答にのって答えさせていただきます。 その際の注意点としては、 1.点在には、数が少ない場合と、数は多くても点在している場合がありますね。 2.時間的に間隔がある場合にも使えるものがあります。 3.音(擬音的)の要素も無視できません。 <疎ら(まばら)> 点在している様子ですが、さびしいニュアンスがあります ・「人家も~な村」 ・「山には木が~に生えているだけだ」 →数が少ない場合の点在です。 <飛び飛び(とびとび)> 規則的に点在するニュアンスがあります ・「石を~に置く」 ・「~に島がある」 →数が少ないとは限りません。 →直線、曲線を問いませんが、ほぼ線上に点在する場合でしょう。 <ちらほら> 見え隠れしているニュアンスがあります ・「人影が~する」 ・「悪いうわさを~聞く」 →「ちらほら」には時間的な要素も入ることがあります。  「桜がちらほら散る」などですね。 →「見え隠れしているニュアンス」はありません。  「ちらちら」と勘違いされているのではないでしょうか。  「人影がちらほらする」という表現には違和感があります。  「人影がちらほら見える」か  「人影がちらちらする」でしょう。 <ちらりほらり> 「ちらほら」よりは少ないニュアンスです ・「桜が~散る」 →これも時間的な要素もあります。「ちらほら」を参考にしてください。 <ぽつぽつ> 離れて点在しているしている様子です ・「人家が~ある」 ・「にきびが~出る」 →数が少ない場合です。 →時間的な場合もありますね。  「ニキビがぽつぽつ出る」 →場合によっては、擬音的な効果もあります。  「雨がぽつぽつ降る」 <ぽつりぽつり> 「ぽつぽつ」よりは少ないニュアンスです ・「民家の明かりがぽつりぽつりと見える」 →「ぽつぽつ」を参考にしてください。 <ちょぼちょぼ> 少しずつ点在している様子です ・「地面に草が~生えている」 →小さいものの場合でしょう。大きなものには使いません。 →点在を意味しているとは限らないと思います。 →数は、少ないとは限りません。 <点点(てんてん)> 点を打ったように散らばっている様子です ・「夜空に星が~と輝いている」 →数は少ないとは限りません。

awayuki_ch
質問者

お礼

 いつもお世話になります。  ご親切に回答していただきありがとうございます。点在に関する表現の違いは大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 点在の違いを拝見してとてもありがたく思います。質問の書き方が悪くて、申し訳ありません。私の質問の趣旨と違う方向へ行ってしまう恐れがあります。私が挙げた六つの場合の点在の状態は、どんな擬態語、擬声語、形容詞、形容動詞を使えるのか伺いたかったのです。 >→「見え隠れしているニュアンス」はありません。  「ちらちら」と勘違いされているのではないでしょうか。  「人影がちらほらする」という表現には違和感があります。  「人影がちらほら見える」か  「人影がちらちらする」でしょう。  私が表したかったのは、人影ではなく、地下鉄の中の人です。人はちゃんとはっきりと見えるのです。人が少ない車両の中で、座り方が二三人一組、二三人一組、というような感じです。

回答No.1

点在を表す言葉は次のようなものがあります。 <疎ら(まばら)> 点在している様子ですが、さびしいニュアンスがあります ・「人家も~な村」 ・「山には木が~に生えているだけだ」 <飛び飛び(とびとび)> 規則的に点在するニュアンスがあります ・「石を~に置く」 ・「~に島がある」 <ちらほら> 見え隠れしているニュアンスがあります ・「人影が~する」 ・「悪いうわさを~聞く」 <ちらりほらり> 「ちらほら」よりは少ないニュアンスです ・「桜が~散る」 <ぽつぽつ> 離れて点在しているしている様子です ・「人家が~ある」 ・「にきびが~出る」 <ぽつりぽつり> 「ぽつぽつ」よりは少ないニュアンスです ・「民家の明かりがぽつりぽつりと見える」 <ちょぼちょぼ> 少しずつ点在している様子です ・「地面に草が~生えている」 <点点(てんてん)> 点を打ったように散らばっている様子です ・「夜空に星が~と輝いている」 ご質問の1~6はすべて「点々」が使えますが、「ちらほら」を使う場合は4と6が適切かと思います。 他の1や2といったシチュエーションで「ちらほら」を使っても誤りではありませんが、「ずっと遠くで点にしか見えないような光景」には「点々」を使う方がよりイメージが伝わりやすいのではないでしょうか。 ご参考になったかわかりませんが、頑張ってください。

awayuki_ch
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。点在に関する表現をたくさん教えていただき心より感謝いたします。大変参考になりました。  励ましていただき本当にありがとうございました。日本語の勉強、頑張ります。

awayuki_ch
質問者

補足

 いろいろな点在の違いを拝見するうちに、とても勉強になりました。質問の書き方が悪くて、申し訳ありません。私の質問の趣旨と少し違っているような気がします。私が挙げた場合は、普通どんな擬態語、擬声語、形容詞、形容動詞を使うのか伺いたかったのです。また、6で見え隠れしているニュアンスを表したかったわけではないので、「ちらほら」は6で使えないと思います。

関連するQ&A