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swearの意味について
swearを辞書で引くと、 1.神聖なものにかけて誓う 2.罰当たりなことを言う という両極端な意味が出ています。 なぜこのようなまったく違う2つの意味を持っているのか、ご存知の方いましたら教えてください。
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自信はありませんが私は次のように解釈します。 正反対の意味が含まれる場合、第二義の方が外国語(外来語)の影響を受けているか何かが省略されている事が考えられます。神に関する言葉でありながら、汚い意味で使われるOh,my God, Jesus Christ, By Godなどが「畜生、くそっ、とんでもない」等を表します。 信頼していた人(神も含む)に裏切られた場合、人は仕返しを誓います。同じ誓いでも「・・・が実現出来たら私は・・・をすることを誓います」という場合と「この仕返しは命に代えて必ず行います」という復讐の誓いがあります。復讐の場合、自分の神は自分を守り、一族を守るためにあるので、相手を罵倒し、悪態をつき、呪いをかけても神を冒涜(ボウトク)する事にはなりません。ここからSwearが良い意味での誓いと、悪態をつきながら自分の神に復讐を誓う意味を持つようになったものと考えられます。おそらくキリスト教以前からあった風習でしょう。 Godを含む先述の表現はその後につづく言葉が省略された結果でしょう。例えば「おお、神よ、何故こんな事が私の身に起こるのか」「イエス・キリストよ。この世にこんな事があってもいいのだろうか」などが想定されます。
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swearの原義は「申し立てが真実であることを神や神聖な事物にかけて厳粛に誓う」ことだそうです(『ジーニアス英和』)。これが単なる言明や決意や約束と異なるのは、「神や神聖な事物の名を口にする」という点でしょう。しかし、例えばモーセの十戒に「あなたは、あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない」とあるように、神の名を軽々しく口にすることはたいていの文化において古代から禁忌とされてきました。それなりの覚悟を持って、それなりの場面で、それなりの内容を言明・決意するのであればこそ、神の名を呼ぶことが許され、誓いとしての効果を持つわけです。 逆にふさわしくない場面で、ふさわしくない気持ちで神の名を口にするのはどういうときか? たぶん、God damn you! のように神の力を借りて他者に危害をもたらそうと願うときでしょう。これは許しがたい、罰当たりな言葉だということになります。 つまり、「神の名を口にする」という行為が<正>のほうへ向かえば「誓う」となり、<負>のほうへ向かえば「罵る、罰当たりな言葉を使う」となるのだ、と考えてみましたが、ちょっとこじつけっぽいかな。 以下は参考ですが、まず英語のoathという語にも「誓い、宣誓」と「神名濫用」の2つの意味があるようですね。また、英語以外の言語でも両方の意味を持つ語があるようです。 フランス語 jurer「誓う、誓約する」「冒涜する、罵る」 ドイツ語 schwoeren「誓う、宣誓する」「(古)呪う、罰当たりなことを言う」 ラテン語 exsecror「厳かに誓う」「呪う、罵る、冒涜する」 日本語でも、「人を呪わば穴二つ」と同じ意味で「人を祈らば穴二つ」とも言うように、「祈る」が「呪う」の意味を持つこともあります。また、「詔(みことのり)」や「名のる」という語に含まれる「宣(の)る」という古語は、本来「神や天皇が神意・聖意を表明する、みだりに口にしてはならないことをはっきりと表明する」の意味ですが(『広辞苑』)、同時に「罵る、悪口する」の意味があり、さらに「呪(のろ)う」の語源ともなっています。 このあたりのことがswearの意味の派生過程と関連するかどうかは怪しいものですが、少なくとも「神の力」や「言葉の力」の強大さは、使われ方によって容易に<正>にも<負>にもなるという二面性を持っているとは言えそうです。
お礼
ありがとうございました。 英語以外の言語にも同じように両方の意味を持つ言葉があるのですね。 日本語の語源についても参考になりました。
2.の意味もあるんですね~。今回英英辞書で"swear"を引くまで、気が付きませんでした! 参考サイトを見て頂くと、"swear"の意味と「"swear"+前置詞」が載っていました。それによると、 swear at~ = ~を呪う swear by~ = ~に誓う とありました。"swear"の後に来る単語または前置詞によって、意味が両極端に別れるみたいですね。 なぜこのように同じ言葉なのに意味が違うか? 日本語でも「結構です」と言うと、「いりません」という意味と「それでいいです」という正反対の意味になります。同じ言い方、または言葉が正反対の意味を持つ事は、"swear"に限らないと思います。 "swear"に関して、とっても感覚的な私見ですが、"swear"という言葉には、人間界を離れた所で何かが起きるように強く願う時に出て来る言葉ではないでしょうか? 人の心は状況によって、日溜まりのように暖かい時もあれば、氷のように冷たくなる時もあります。だから、このように感情を表す言葉に両極端の意味があることは、ある意味で当然のことのように思えます。 参考サイトには、裁判の際に、「宣誓する」という意味も載っていますので、この意味もお忘れなく~♪
お礼
ありがとうございました。 同じように日本語で正反対の意味をもつ言葉がなかなか思いつかなかったのですが、たしかに「結構です」がありましたね。 参考サイトの紹介もありがとうございました。
- Moyoko
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#1 の方の意見は正しいと思いますが分かりにくいかもしれないと思ったので補足を。 Swear と言う単語は日常会話頻出の一般用語です。辞書に記載されている日本語意は正しいけれども、英語は知りませんが、米語ではもっともっとソフトな意味合いになります。 1: 神聖なものにかけて誓う この意味は正しいですが米語では ”I swear (to GOD), I really saw someone breaking into your house." 本当なんだよ(神に誓うよ)、君の家に誰かが押し入るのを見たんだ。 と言う風に軽い感じで使われています 2: 罰当たりなことをいう。は汚い言葉を使う、という程度に解釈するのが良いです。 #1の方がすでに書いていますが、英語で神の名前を宗教の理由以外で用いることは文化上罰当たりなこと、とされています。しかし、そんな文化的背景よりも習慣として今の英語でいう”汚い言葉(SWEAR WORDS)には”oh my god! , Jesus Christ!" など神の名前を有する表現が含まれます。この表現とともにその他多くの汚い言葉をつかうことが ”To Swear" という動詞に含まれて言ったのだと思われます。 例としては ”I really hate that jerk. Why does he have to keep swearing like that?" おれは奴が嫌いだ、なんだってああやっていつも汚い言葉を使い続けるんだ? などでしょうか?
お礼
ありがとうございました。 辞書では、日常会話ではめったに使わないような印象を受けたので、とても参考になりました。
お礼
早速の回答ありがとうございました。 お礼の返事が遅れてすみません。