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張説の漢詩について
張説の漢詩「送粱六」 巴陵一望洞庭秋日見孤峰水上浮聞道神仙不可接心随湖水共悠悠 の日本語訳を教えていただけませんでしょうか。 また張説がどのような心境でこの詩を読んでいるのか教えて下さい。 よろしく お願い致します。
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巴陵一望洞庭秋「巴陵に一望す 洞庭の秋」 日見孤峰水上浮「日に見る 孤峰 水上に浮かぶを」 聞道神仙不可接「聞くならく 神仙は接すべからずと」 心随湖水共悠悠「心は湖水に随(したが)いて 共に悠悠」 「巴陵から洞庭湖の秋が一望できる。湖水の上に山(島)がポツンと浮かんでいるのが日ごとに眺められる。神仙に出会うことはできないと聞いているが、私の心は湖水のように悠々としている」 「巴陵」は今の岳陽。洞庭湖のほとりの街です。張説は8世紀にこの地に左遷された唐の宰相で、無聊をなぐさめるために「岳陽楼」という楼閣を建てたそうです。この詩はそこからの眺めを詠んだものかもしれません。「孤峰」は洞庭湖に浮かぶ「君山」という島のことでしょうか。「聞道」は「聞くならく」と読んで、「~だと聞いている、~だそうだ」の意味。「接す」はよくわかりませんが、いちおう「会う、お目にかかる」というふうに取っておきました。 詠んだ心境ですが、どうなんでしょう? 左遷されたという背景を考え合わせれば現実逃避とも取れるし、風光明媚の地に来て現実のドロドロを超越した心境とも取れるし、でも、完全に超越することができずに強がっているようにも思えますね。 以上、下記URLの記述を参考にしてあてずっぽうで書きましたが、7~8割くらいは当たってるんじゃないかな。
お礼
とても丁寧にいろいろ 教えていたでき本当にありがとうございました。 感謝いたします。 漢詩をもっと勉強したいと思いました。