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タンパク質機能解析

最近、分子生物学や細胞生物学を勉強しているのですが、参考書等に、今まで解明された生体機能について分子レベルで詳細に書いてあることに非常に驚いてしまいます。例えば、Cdkとサイクリンの相互作用が細胞周期を制御していることは、実際に画像として見えるはずもなく、なぜこの制御機構が解明できたのか不思議でなりません。  そこで、質問なのですが、このような生体機能にかかわるタンパク質の解明などはどのようにして行われたのでしょうか?できたら詳細に教えていただきたいです。よろしくお願いします。

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回答No.2

米国にはノックアウト工場のような施設があると知り合いから聞いたことがあります(一昔前の話かもしれませんが)。知られている分子を片っ端からノックアウトして、ノックアウトしていないマウスと比較しその分子のフェノタイプを解析します。それで違いがあれば論文なり、特許へ持ち込むのでしょう。いかにも米国らしい手法です。

bonjovi
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 お答えにあるように、片っ端から調べるという方法であれば、特定のタンパク質や遺伝子が見つけ出せそうですが、ただ、研究費が豊富にある米国ならではの手法と言えるのでしょうね。 大変参考になりました。回答ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.3

http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/checkpnt.htm Cdc2の発見はノーベル賞を受賞していますが、これは1部、酵母の研究に基礎を置いています。細胞周期(Cdc)に変異がある株から、その変異がどこにあるか?を見つけ、その原因遺伝子が同定できます。 もし、それがたとえばヒトにも類似するものがあって、ヒトの疾患に関していたり(または、酵母で必須であり、全生物で強く保存されていたり)すると非常に面白いということになってきます。 ホモロジーから、あるタンパク質がどのような生体機能にかかわるかは割と簡単に分かることは多いです。

bonjovi
質問者

お礼

遺伝の保存性から調べるという手法もあるのですね。 こちらのほうが的をしぼって研究しやすいので、コストの面でも割りに あるような気がします。 非常に分かりやすい回答ありがとうございました。

回答No.1

最も単純明快なのは標的タンパク遺伝子ノックアウトマウスによる フェノタイプ解析だと思います。ただ、その欠落を代替したり、 胎生致死の場合もありますが。胎生致死の遺伝子の場合は マウスが生まれてから標的遺伝子を除く手法もあります(コンディショナルノックアウト法)。

bonjovi
質問者

補足

分かりやすい回答ありがとうございます。 フェノタイプを評価してやれば、どの遺伝子が関与しているのか 分かるのですね。 ただ、数多く存在するタンパク質や遺伝子から、どうやって標的遺伝子を探し出すのでしょうか?このようなタンパク質をしらみつぶしに当たるしかないのでしょうか?

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