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XPSでの試料損傷の理由
XPSを用いて表面分析を行っています。 そこで、よく問題となるのがフッ素系材料へのX線照射によるダメージですが、なぜフッ素系材料、つまりフッ素は他の元素に比べて損傷しやすいのでしょうか? テフロンとかそういった材料を見ていると、耐熱性などがよく言われるので、X線照射による熱などにも強いのではないかという先入観があるのですが・・・
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想像ですが、たたき出された光電子がテフロンなどにトラップされ、還元的にテフロンなどが分解を受けるのではないでしょうか? 全く違う話ですが、テフロン製の回転攪拌子をアルカリ金属還元反応などに使うと、電子還元によって黒ずみます。同じようなことが起こるのではないでしょうか。 確かにテフロンは熱や大抵の化学反応条件に強いですが、フッ素の高い電子受容能のために強い還元条件にさらすと反応します。
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- anthracene
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回答No.3
結合解離エネルギーに理由を求めるのは難しいと思います。 C-F共有結合は最強の共有結合なので、これが特に弱い、というのは考えにくいと思います。 もっとも、これらの化合物において還元や酸化によって切れやすくなる可能性はあります。
- zoo123
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回答No.2
テフロンの性質として、熱や酸アルカリなどには非常に強いですが、放射線には弱いというのがあります。何故なのかは分りませんが、C-F結合の結合解離エネルギーと関係あるのでしょうか。理由は他に回答者様にお譲りします。
質問者
お礼
一つの知見として参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
お礼
ヒントを得られたような気がします。 迅速な回答ありがとうございました。