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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:X線光電子分光法(XPS)について)

X線光電子分光法(XPS)について

このQ&Aのポイント
  • XPSでは価電子帯の電子状態に関する情報も得られるが、価電子帯の電子の束縛エネルギーは低いため、多原子系においては内殻準位に比較して評価が難しい。
  • 原子が大きくなるほど、より内殻側の電子ほど束縛エネルギーが大きくなってしまうので、固定された照射X線のエネルギーではその電子を光電子として弾き飛ばすことが出来ない。なので、原子が大きくなるほど、2p→3d→4f・・・となっていく。
  • 軌道によって光電子の発生確率が変わるため、電子軌道によって光電子強度が変わる。内殻ほど電子密度が高くなるため、そこからの光電子の発生確率も高くなる。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

私もXPSを使用したことがあるので、私の考えを述べてみます。 1について、私も同じ考えです。例えば窒素について2sや2pで議論しない理由は、価電子帯の電子由来のピークは炭素や酸素と近い位置にでるため見分けるのが面倒 or これは質問2とも共通するのですが、2s2p軌道の光イオン化断面積が小さいためピーク強度が低くなってしまうからと考えています。 2、3についてもおっしゃられているとおり内殻の電子は光電子として出てこなければ検出できません。出てくる光電子の内、光イオン化断面積の大きな軌道からのピークをみるのが普通だと思います。

p_zew
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに軌道毎の「光イオン化断面積」の大きさが強度に 効いているというのは理解できます。 XPSでは必須な用語なのに、すっかり失念して 難しく考えてしまい、変な方向に考えが進んでしまっていたようです^^; 詳しくはまた週が明けてから、確認してみますが かなりすっきりしました! どうもありがとうございました!!

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