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徴用と強制連行

徴用と強制連行は同じ物だと思ってよいでしょうか。

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  • luune21
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回答No.4

徴用と強制連行は、その認識や理解が【正しいかどうかは別として】出来事としては見る立場を変えただけで同じものだといえます。 当然のことですが、当時の半島や台湾の人も日本国民ですから、それと同じように徴用の対象となります。しかし、それら併合地域(実施植民地ですが)の人々は、控えめに言ったとしても喜んで日本国民になった人ばかりでないことは確実です。 それらの人々は日本の法令によって正式に徴用されたのかどうかは問題としないのではないでしょうか。法律なんか知ったこっちゃないでしょう。「強制連行」という被害者の意識が生まれるのはやむをえません。 ちなみに徴用は志願制などではありません。個人を特定した命令です。 また、内地以外の地域への適用(自由募集から官営徴収へ変わった点)は戦争末期からという人もいるようですが、外地でも実質は官営の管理が昭和十七年には始まっていたとみるべきです。 国民徴用令↓参考URL 口語訳サイト 第四条~第十条をご覧ください。 >徴用は拒否することができた、ということで良いでしょうか。 実際のところ以下の法令によりできません。 国家総動員法(口語訳) 第三十六条 次の各号の一に該当する者は一年以下の懲役又は千円以下の罰金に処する。  一 第四条の規定にある徴用に応じない者。または同条の規定にある業務に従事しなかった者。  二 第六条の規定にある命令に違反した者 国民徴用令(口語訳)↓の第十一条

参考URL:
http://hb4.seikyou.ne.jp/home/okinawasennokioku/okinawasentoyuujihousei/kokumintyoyourei.htm#%8D%91%96%AF11
Houghton
質問者

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その他の回答 (3)

  • potko
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回答No.3

一般(?)に強制連行と言われることがあるのが「官斡旋」と「徴用」ですが、「官斡旋」の場合は拒否しても罰則はありません。斡旋された企業も辞めることができ、その場合でも前金等の清算が出来れば食料の配給も受けることが出来ました。 問題の「徴用」ですが、これは国家総動員法に基づいて公布・施行された国民徴用令によって行われました。 徴用令が朝鮮半島に適用されたのは、1944年9月ですが「徴用」に従わない場合は1年以下の懲役か1000円以下の罰金が科されました。懲罰があるので強制力はありますが、これは全ての国民に対してなので「朝鮮人」(だけ)が強制されていたわけではありません。また、1年以下の懲役とあるように「強制」的に「連行」される場合の行き先は炭鉱や工場ではなく刑務所です。 納税と同じように国民の義務であった徴用を国家犯罪風に無理やり言い換えたのが「強制連行」なので、「同じと言えば同じ」と言えますし「違うと言えば違う」と言えます。

Houghton
質問者

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  • at9_am
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回答No.2

全くの別物です。 特に朝鮮半島でのそれを念頭に置いていると思いますが、徴用の場合、基本的には自由参加で、朝鮮半島や北海道などでは終戦直前までこの状態です。 #1の方の > 畑で働いていたのを、そのままトラックに乗せられ、家族との別れを言うことも許されず、 というのは徴用時代に起こった「強制連行」の例ですが、これを独断でやった出先機関(今でいう村役場)の役人は、叱責を受けています。 強制連行、というか強制的な労働割り当ては、早くとも太平洋戦争中盤にならないと行われません。しかも、いわゆる「内地」から始められていきました。工場や炭坑など、人手がいて戦争継続に必要な分野に配置されていきました。 同じように朝鮮半島出身者の強制労働割り当て、いわゆる強制連行では炭坑などが有名ですが、工場にも配置されていました。 彼らの強制連行は、戦争終盤にならないと行われませんでした。 徴用は志願兵制度、強制連行は徴兵制度、と思えばほぼ間違いはないと思います。 ちなみに。 よく、朝鮮半島出身者は危険なところに配置されていた、などという声を聞きますが、少なくとも以前に私がみたデータによれば、北九州地方の炭坑における、同時期の朝鮮半島出身者と日本列島出身者との死傷者数の間には、多少朝鮮半島出身者の方が高いものの、有意な差はありませんでした。 単純に、熟練者が減ってしまったことで、事故が多発するようになった、というのが実状のようです。

Houghton
質問者

お礼

ありがとうございます。 確認ですが、徴用は拒否することができた、ということで良いでしょうか。

回答No.1

厳密に言うと違うと思うんだけど、韓国籍の方に聞いた話では、徴用というのは職務の内容を示して本人の希望で日本に来た人と、畑で働いていたのを、そのままトラックに乗せられ、家族との別れを言うことも許されず、日本につれて来られた人もいました。徴用なんだけど、誰かが行かなければ父親を連れて行くと言われ、やむなく参加した例も。最初は徴用で、戦況が厳しくなってからは強制連行に変わったというのが実態のようです。

Houghton
質問者

お礼

概ね同じということですね。 ありがとうございます。