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確信犯?
「確信犯」といえば >道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき、自らの行為を正しいと信じて >なされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。 goo [国語辞典]より とあります。一般に誤用される「悪いと解っていながら何事かを行う」のが定着しつつありますが、「日本国語大辞典 第二版」には誤用も第2の解釈として記載されているようです。 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%CE%BF%AE%C8%C8 より これは事実なのでしょうか?これはこの辞書特有ですか? 他にもこのような例(誤用が誤用とせずに辞書に掲載されている)があるのでしょうか?(的を得るなど)
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そうですね、誤解されたままそのまま定着している (しつつある)ものは 「犬も歩けば棒にあたる」 「情けは人のためならず」 がありますね。
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- azuki24
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「確信犯」は誤用の定番ですね。 文化庁の調査では、誤用が57.6%、本来の用法は16.4%と大差がついています。特に20歳代では誤用が77.1%、本来の用法はわずか10.1%です。 http://www.bunka.go.jp/1kokugo/14_yoron.html 文化庁『平成14年度「国語に関する世論調査」の結果について』 5.慣用句等の認知・使用と理解 (2)慣用句等の意味の理解 『日本国語大事典』(日国)の第2版は語釈だけ載せているようです。 下記URLは「日国友の会」の会員による、用例採取報告です。 http://www.nikkoku.net/tomonokai/toukou_card.html?snum=22455 語釈: 〔名〕(2)俗に、トラブルなどをひきおこす結果になるとわかっていて、何事かを行なうこと。また、その人。 編集部: 第2版では、用例を添えることができませんでした。 以下の辞書は、本来の用法しか載せていません。 ・中型国語辞典:広辞苑(5版)、大辞泉、大辞林(2版) ・小型国語辞典:新辞林、新明解(6版)、明鏡(初版) 岩波(6版)は「確信犯」の見出し語なし。 辞書は、正しい言葉だけを載せるものとは限りません。 誤用であっても、ある程度広まったものは、「誤用」「誤って」「俗に」などの注釈つきで採録されることがあります。誤用が完全に定着して本来の用法がほとんど行われなくなると、誤用という注釈もなくなることがあります。やがて完全に廃れてしまうと、その用法は削除されてしまいます。 新しい語彙や用法がどの程度定着したと判断するか、新しく見出し語を立てたり語釈を追加するかは、その辞書の編集方針によります。新語や新用法を積極的に載せる辞書もあれば、古語や古い用法にも強い辞書もあり。その辞書の規模や編集方針に応じて、項目や語釈が取捨選択されます。 『日国 第2版』が、「確信犯」の一般に誤用といわれている用法を、「俗に」として載せたのは、もはやたんに誤用と無視できないほど広まっていると判断した結果でしょう。100万項目の日本最大の大型辞書として妥当な選択ではないかと思います。ちなみに『大辞泉』『広辞苑』は約23万項目、『明鏡』『新明解』は約7万項目ですから、採録内容は自ずと限られてしまいます。
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ありがとうございました。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
「自分の行為は違法であるが、法律の方が間違っているので、自分は正しい」 と確信して法を犯すのが確信犯です。 「道徳的・宗教的・政治的な信念」と言うと、権力の迫害に立ち向かう、崇高、高邁なことのように聞こえますが、そうとは限りません。 不謹慎と思われるかも知れませんが、麻原彰光が心底自分の行為を正しいと確信していたのなら、確信犯に該当します。
お礼
ありがとうございました。
- tohoho1114
- ベストアンサー率45% (519/1144)
辞書にも書く人の性格が出ます。 作者が「確信犯という言葉のこの意味も正しい」と思えばそう書かれますし、 「確信犯という言葉のこの意味は間違いだ」と思えば書かれません。 なので、辞書によっても正しい言葉、意味合いなどは違います。 言葉というのは常に移りかわっています。確信犯という言葉の本来の意味は 貴方のおっしゃるとおりですが、世間の人々は「悪いと解っていながら何事かを行う」 という解釈がほとんどです。つまりこの解釈が「正しく」なりつつあるのです。 たとえ間違った解釈でも、世間の人が日常で違和感なく使っているのであれば、 これから先もそれが正しい解釈となっていきます。 なので、今現在、何が正しい日本語で何が正しくないのか、ということは はっきりとは分かりません。 >他にもこのような例(誤用が誤用とせずに辞書に掲載されている)があるのでしょうか? 沢山ありますよ。例えば、「他力本願」という言葉は本来、「自分が一生懸命頑張る」 という意味なのですが、今では全く逆の、「他人任せにする」という解釈がほとんどですし、 辞書にもその意味で載っています。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。