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慣用読みとは?国語辞典の定義の違いを解説
- 慣用読みとは、正式な読み方以外によく用いられる読み方のことです。
- 国語辞典によっては慣用読みについての定義が異なります。
- 広辞苑や大辞泉には慣用読みについての明記がない場合もありますが、一般的に広まった読み方と解釈することができます。
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まず、Weblio辞書(ご質問では「webilo」辞書になってますが、「Weblio」辞書でいいんですよね?)所収の辞書も「大辞林」だと思うのですが。 >三省堂 大辞林 > > かんよう-よみ くわん― 0 【慣用読み】 > 慣用による読み方。正式な読み方以外によく用いられる読み方。 http://www.weblio.jp/content/%E6%85%A3%E7%94%A8%E8%AA%AD%E3%81%BF 「大辞泉」は、 > かんよう‐よみ〔クワンヨウ‐〕【慣用読み】 > 慣用音を用いた読み方。 としか書いてありませんが、「慣用音」を引くと、 > かんよう‐おん〔クワンヨウ‐〕【慣用音】 > 呉音・漢音・唐音のいずれでもなく、日本で広く使われている漢字音。「消耗」の「耗(こう)」を「もう」、「情緒」の「緒(しょ)」を「ちょ」と読む類。 となっています。したがって、「慣用読み」は、 「『呉音・漢音・唐音のいずれでもなく、日本で広く使われている漢字音』を用いた読み方」 ということになりますね。 「呉音・漢音・唐音」は、それぞれ異なる時代に中国の異なる地域から伝わってきた発音を元にした読み方ですが、「大辞林」の説明の「正式な読み方」に相当しますね。また「日本で広く使われている」は同じく「よく用いられる」に該当します。 よって、「大辞泉」の説明も「大辞林」とそう差はないのではないでしょうか。 また、「広辞苑」ですが、「大辞泉」同様に、 > かんよう‐よみ【慣用読み】クワン‥漢字・ローマ字などで記された語の慣用的な読み方。→慣用音 > かんよう‐おん【慣用音】クワン‥呉音・漢音・唐音以外に、わが国で昔から通用している字音。「消耗」の「耗(こう)」を「もう」、「輸出」の「輸(しゆ)」を「ゆ」として用いる類。 とありますから、これも「大辞林」と大差ない説明といえるのではないでしょうか。 いずれにしても「間違った読み方」という意味の説明はなされていません。 「慣用読み」は、正しさをとことん追求すれば、「正しくない」ということになるでしょうが、「漢字の本来の読み方とは異なるが、一般に通常の読み方として認知されている読み方」ということになると思います。 乱暴なたとえですが、何かの申請で、本来は住民票の提出が必要だけど健康保険証の提示でもOKというケースがあって(実際にきちんと該当する例があるかどうかは知りません)、役所へ行ってお金を払ってまで住民票を取るのは面倒だから、ほとんどの人が健康保険証を見せるだけで済ませているケースがあるとすると、 住民票を提出するのがもちろん正式なのですが、健康保険証の提示は「間違った」やり方ということにはなりませんよね。 そういうものかな、と思うのですが。
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- DIooggooID
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"間違った読み方" とすると、少々言いすぎだと思います。 ある特定の業種や職場での言い回しや、似ている他の言葉との混同を避ける 為に、あえて別の読み方をしているものが、世間一般に広がった言葉が多く あると思います。 やはり、"正式な読み方ではない読み方" とすべきだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なんか、ややっこしーですね。 正式ではないけど間違ってもいない。 ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >乱暴なたとえですが~、 >住民票を提出するのがもちろん正式なのですが、健康保険証の提示は「間違った」やり方ということにはなりませんよね。 この例えがスゴイ分かりやすかったです。 了解しました。 ありがとうございます。