手もとの資料を確かめてみました。
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『文部省 用字用語例』(昭和56年12月)
ひとり 一人 一人の力、一人っ子、一人一人
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時事通信『用字用語ブック』(4版)
ひとりひとり
=一人ひとり〈各人〉~ 一人ひとりの個性を生かす
=一人一人〈人数〉~ 一人一人呼び出す
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共同通信『記者ハンドブック』(9版)
ひとりひとり
一人一人〔人数〕 一人一人呼び出す
一人ひとり〔各人〕 一人ひとりの個性を生かす
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共同通信『記者ハンドブック』(10版)
ひとりひとり・ひとりびとり
一人一人 一人一人呼び出す、一人一人の個性を生かす
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朝日新聞『朝日新聞の用語の手引』('05-'06年版)('81年版、'97年版、'02年版も同様)
ひとり
=(慣)一人〔人数に重点〕 一人勝ち、一人口は食えない、一人芝居、
一人旅、一人(っ)子、一人天下、一人ひとり<または一人一人>、
一人舞台、一人息子、一人娘
=独り〔孤独、独断、独占、単独〕 例略
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毎日新聞『毎日新聞用語集』(2002年)
ひとり (慣)一人 …「ひとりひとり」は記載なし
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読売新聞『読売新聞用字用語の手引』(2005年)
ひとり …「ひとりひとり」は記載なし
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NHK『新 用字用語事典』(2版、3版)
ひとりひとり <一人一人> …引用注:<>用いてよい許容の表記
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ということで、「一人一人」が主流のようです。
(「1人」「一人」「独り」の使い分けは各社基本的に同じ)
ちょっと気になるのは下記の2点。
朝日新聞が一貫して「一人ひとり」を先に挙げ、「一人一人」を説明なしに併記(許容?)していること。
共同通信が9版の「一人ひとり」を10版で「一人一人」に変えたこと。
お礼
回答ありがとうございます。 あなたの判断基準は、「美しさ」だけですか?