以下のことは、4次元でなくとも、一般にn次元でも成り立ちます。
多重線形性の説明:
4次元行列Aを、4次元横ベクトルが縦に4つ並んだものと捕らえて、1行目をa0,2行目をa1,...,a3とする。
A=f(a0,a1,a2,a3)
とあらわすことにすれば、関数fについて、
f(α a0 + β b0,a1+b1,a2+b2,a3+b3)
=αf(a0,a1+b1,a2+b2,a3+b3) + βf(b0,a1+b1,a2+b2,a3+b3)
が成り立つ。この性質を多重線形性という。
四元連立一次方程式の解をとくことは、四次元ベクトルx,bと四次元行列Aがあったときに、
Ax=b
を
x=bA^(-1)
の形に表すことに帰着される。ここで、A^(-1)は、行列式。
このとき、det A≠0であれば、行列式が求まり、解がイ一つ院定まる。しかし、det A=0であるときは、連立方程式が一次独立でないことを示している。つまり、4つある式のうち一つが、他の式を変形して導出できてしまうことを意味している。
この場合、解が一つに定まるとは限らない。
お礼
丁寧に説明していただきどうもありがとうございました☆☆