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”会話”で使われる動詞はなぜgetが一番多いのか?(コーパスより)
wordbanks onlineでコーパスを使っています。サブコーパスをukspok(会話)にし、どの動詞が一番使われているかというのを調べていてgetが最も多く、get, look, feel, goなども多いことを知りました。サブコーパスをukbooks(小説)にして、同じように調べたときbecome, get, look, feel, seemなどの動詞がよく使われるということが分かりました。小説の場合は、登場人物の気持ちなどを表すことが多いため、感情を表す動詞が多くつかわれているのだと、納得できたのですが、会話でなぜgetが多いのかよく分かりません。しかもダントツでgetの生起数が多いので、なにか理由があるのはま間違いないと思うのですが…。知ってみえる方、どうかよろしくお願いします!!
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アメリカに38年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 getと言う単語は本当に良く使われる単語のひとつです。 Getという「得る」と言う主語中心の単語ですね。 主語がナンであろうと、主語の持つ”I"のフィーリングを直接出せる単語なのです。 つまり、主語が何か得ると事ということは変化を示すことであり、いいことでも悪いことでも身に付くことであり、なる・なってしまう、する、してしまう、できる、できるようになる、などのフィーリングが出せる単語だと言うことなのです。 よって、一般会話でこれらのフィーリングは大きな会話のトピック・話題、自慢、報告、反省、愚痴、など多くのフィーリングの元になるわけです。 大変よく使われる単語だと気がつかないのがおかしいくらいの単語でもあるわけです。 と言うことで、言葉として相手に伝えようとするフィーリングの多くがこの単語が持つ元々のフィーリングとよくマッチするから結果としてよく使われると言う現象になるわけです。 だからこそ、人によっては、またTPOによってはちょっと「幼稚」「子供っぽい」と言うイメージを避けられないわけです。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- kaikenn
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Getの意味は「少しの障壁を乗り越えて客体を主体のテリトリ-にやや場当たり的に取り込むこと」です。この動作は、人間の最も根源的、基本的な、それゆえ最も頻度の高い(つまりほとんどの動きに大なり小なりこの要素を含む)ものです。(その逆方向はgiveです。またhaveするまえには、多くの場合getしなければなりません。その途中経過を少しでも意識しているとhave got になり、その意識が消えるほどになるとhaveになります。さらに深くgetして主体と一体化しきってしまうと動きのほとんど消えたbeになります。またdoになると意味が大きすぎて方向性がまったくなく、そのままでは意味不明なので、頻度が下がります。) 会話では瞬間的な時間の中で表現しなければならず、この場合、とりあえず大まかな基本的な動きを表しておいて、もし必要ならその後でその動きの方向を微調整する前置詞などをつける、あるいは説明を追加する、というのが最もやりやすいのです。結果的に複雑な動きを厳密に表す動詞よりも、基本的な動きを大雑把に表す動詞、その中でも最も頻度の高い動きを表すgetが多くなるのです。頻度は必要度から決まり、必要度はあくまでもその言葉が持つ根本的な意味から決まります。
お礼
getの意味が”少しの障壁を乗り越えて客体を主体のテリトリーにやや場当たり的に取り込むこと”というのがちょっとわかりづらかったのですが、後の説明でよく分かりました。確かにgetは前置詞ともよく使われているのでそれだけ必要な動詞ということが分かりました。ありがとうございました。
- thepianoman
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外国人相手の仕事をしているので毎日英語を使っている者です。 英語の専門家ではありませんが、ピンと来たことの一つが、be動詞の代わりによくgetを使うのですね。例えば、 if you are lost の代わりに if you get lost とか、言いますよね。
お礼
全体的に考えると、be動詞もよく使われる動詞のようです。やはり、英語を使っている人はgetはよく使われていると感じているのですね。ありがとうございました。
口語表現において使いやすく、いろいろな組み合わせがあり、便利でよく皆が使う表現ということなのでしょう。 英語の研究ということなら、こんな答えではダメなのでしょうけれど(^_^;
お礼
ありがとうございます。今まで英語を勉強してきていてgetがこんなに使われていると気にしたこともありませんでした。言われてみれば、確かにgetはあらゆる場面で使えるし、皆さんがよく使われている動詞のようですね。
- wind-sky-wind
- ベストアンサー率63% (6647/10387)
get は,第1文型から第5文型まですべてで用いられる数少ない動詞です。 第1文型では,get to ~, get up が有名ですが,その他,さまざまな前置詞や副詞とともに用いられます。 第2文型では「~になる」という意味,第3文型では「~を得る」という意味で用いられます。 第4文型はあまり用いられませんが,「人に物を買ってあげる」という意味,第5文型では補語として,形容詞の他,現在分詞・過去分詞,to 不定詞が用いられます。 会話という意味では,have got で「(特に一時的な)所有」(= have)を表す言い方はイギリスでは一般的ですが,会話になるとアメリカでも多く用いられます。これも get にカウントされるはずですので,大きいと思います。また,第2文型の「~になる」において,become に比べて,くだけた言い方になるので,会話ではよく用いられると思います。
お礼
getは第1文型から第5文型まですべての文型で使うことが出来る動詞だったなんて知りませんでした。今回はukspokというサブコーパスを使用したため”イギリスの会話”で調べたので、是非usspokでアメリカの会話についても調べてみようと思います。ありがとうございました。
専門的な回答は出来ませんが、英語はロマンス語系の言葉に比べ非常に混血が進んだ言語だといわれます。 現在の英語の語彙の7割はフランス語、ラテン語、ギリシャ語系の単語からなり、ゲルマン語系は残りの3割ぐらいという説を読んだことがあります。 一音節、二音節で代表される基本動詞、give, take, have,make,give,do, go, run, put,bringなど英語本来の動詞(ラテン系の動詞は3-4音節が多い。inform,communicate,maintain、investigateなど)の使用頻度が高いのは当然であり、中でも広範囲の意味を持つgetが突出している(個人的には確認できていませんが)は不思議ではありません。getは物、人、抽象的な状況(状態)を変化(移動)させ、それを新しい状態に保持(have, keep)する機能まで併せ持つ万能選手と言われます。更に的確、かつ専門的な回答が得られるものと思います。
お礼
getは物、人を変化させ、新しい状態に保持する機能まで対応できる動詞なのですね。他の動詞に比べて何十倍、何百倍も多かったのも、それだけgetが使える場面が多いからという証拠ですね。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。getというのは皆さんがおっしゃるとおり、幅広い範囲で使うことが出来るのだということがわかりました。私は英語を不自由なく使うことが出来ないので、getが多いというのは分からなかったのですが、アメリカに長く住んで見える方でもそう感じるなら、それだけ多く使われているということの表れですね!