• 締切済み

小栗虫太郎の小説の中の矯絶(きょうぜつ)という単語について

「盆景的に矯絶(きょうぜつ)な形をした木の根細工のようなものであり、」とのっていて、矯絶(きょうぜつ)という言葉があまり聞いた事がないので、どういう意味なのか詳しい方教えてください。私は拒絶の誤字ではないのかと思いましたが、違うのでしょうか。

みんなの回答

  • sssinyaaa
  • ベストアンサー率48% (235/480)
回答No.1

私見ですが・・・・ 少なくとも「拒絶」の誤字・誤植ではないと思います。 「矯」という漢字のなりたちは 「矢」と、曲げる意と音を示す「喬」とから成り、矢を曲げて狂いを直す意を表す。 そのいちばんの意味は 「矯(た)める」といった使い方で、「ためなおす」「曲がったものを真っ直ぐにする」となります。「矯正」(曲がったものを正しくする)とか言いますよね。 この「矯」に「絶」を組み合わせて、「矯」を、絶(た)つ、拒(こば)む、断(ことわ)るといった意味の言葉を小栗虫太郎は作ったのではないでしょうか?僕が知らないだけで、ちゃんと存在するのかもしれませんが。 ともかく、盆栽などで使われている木の根細工のように、これ以上矯正できないだろう、真っ直ぐになんて出来っこないよな、絶対触るんじゃねえぞ・・・みたいな在り方を「矯絶な形」と表現したのではないでしょうか? 「拒絶の誤字ではないのかと思」われたようですが、雰囲気的には当たらずも遠からずだと思います。

ooesyundei
質問者

お礼

ありがとうございます。漢字に疎いもので、あまり意味がつかめませんでしたが、この意味がちかいように思います。私はてっきり、矯という字は曲げると言う意味があるので、はなはだしく曲がった状態と思っていたのですが、こちらの意味がしっかりしているようにおもいます。しっかりした回答ありがとございました。

関連するQ&A