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強磁性体の履歴曲線について
本日、強磁性体の履歴現象の実験を行ったのですが、 実験途中に磁場sweepの速度調整つまみをいじってしまったところ、 ヒステリシス曲線のHに対してBが急激に増加/減少する地点で 速さが違うと曲線の形が変わることが見られ (速度が速いほうが基準の速度よりも外側へ膨らみ 速度の遅いほうが基準の速度よりも内側へへこみました。) 自分は、磁場が掃かれる速さなのだから、 逆のように感じていて図書館で調べたのですが、 いまいちいい本がなく、気になっています。 ご存知の方は教えていただければ幸いです。
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縦軸に磁束密度B、横軸に印加磁場Hを取ったB-Hシステリシス測定をされていたのですね。 それで、Bの変化が大きい付近(たぶんBが+/=に変化する付近でしょう)で、Hの掃引速度が速いとループが横に太るという意味かな? それなら、妥当なことだと思いますよ。 まず、+Hから-Hへ変化していく場合ですが、Bは最初正の最大値を取っていて、Hの減少とともに磁場の減少と磁化が徐々に減少するためにBは減少していきます。磁化の保磁力の磁場近辺で磁化が急激に減少するために、Bも急激に変化しますが、この時に磁場の掃引が速すぎると磁化の変化が遅れ気味になり、真のBより大きめになります。 Hを=から+に掃引するときには、この逆でBは真のBより小さめ(大きめの負の値)になるので、ヒステリシス曲線は横に太った形になるわけです。 速度を下げれば、一定の曲線の形に落ち着くはずなんで、それが正しい測定です。
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- mii-japan
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ヒステリシス特性だけではなく、応答特性も関係しています sweep速度が応答速度より速ければ応答途中(過渡状態)の状態が表示されます sweep速度が応答速度より遅ければ、飽和した状態(ヒステリシス特性)を表示します
お礼
ありがとうございます。 応用特性についてもいろいろ調べて、 知識を深めることが出来ました。
お礼
自分の表現不足の点を付け加えていただいて、 更に詳しい回答をしてくださって本当にありがとうございます。 おかげで、自分の間違いがわかりました。