簿記の委託販売の処理について
当期は×7年3月期(4/1~3/31までの1年間)とする。
委託販売の取引については、委託先に商品を発送する都度、総記法の商品勘定から積送品勘定に当該商品の原価を振り返る記帳を行い、
期中は委託先から当該商品の売上計算書が到着した時点で、当該商品の売り上げを分記法により記帳している。
決算における収益認識基準は企業会計原則の注解6に定める原則的な方法による。
発送諸掛は積送品原価に含め、販売諸掛は販売費として処理している。
当期の発送諸掛は6,800円であった。
なお、積送品の期首残高は14,450円であり、委託販売の売上利益率は指値売価に対して毎期15%である。
決算整理中に、次の売上計算書が到着した。
・×7年3月29日
売上高12,000(送金金額10,800)
販売手数料1,200
・前TB
積送品販売益24,750
積送品35,700
回答.
・売上計算書の到達(未処理)の仕訳
積送売掛金10,800/積送品10,200
積送諸掛費1,200/積送品販売益1,800
●積送品BOX
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期首14,450 |売上原価140,250 |
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当期積送∴154,700 |売上原価(未処理)10,200 |
発送諸掛6,800 |―――――――――――|
|期末25,500 |
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売上原価140,250←×85%←売上高165,000←÷15%←前TB24,750
積送品売上高165,000+未処理12,000=177,000
積送品販売益24,750+未処理1,800=26,550
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このようになっているのですが、分からないのが
積送品BOXでの売上原価を算出する際に、積送品売上高と積送品に未処理を足さなくてよいのが理解出来ません。
どういう時に未処理を足してから売上原価を求めるのか?
どういう時は未処理は足さなくて、最後のPL表示に足すだけでよいのか?
分かりません。
積送品BOXでは当期積送を出すさいに売上原価(未処理)を考慮していますが、
なぜこの時は考慮するのか?よく分かりません。
よろしくお願いします。