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NPO法人の収支計算書の書き方
NPO法人の決算を迎えて書類を作成しております。 収支計算書について教えて下さい。 期末に未収未払金などの科目が発生して残っている場合について です。 ネットで調べたところ、収支計算書は現預金の流れに沿って 収支をつけたもの、と書いてありましたが未収金や未払金 等の科目が発生してこないことになるので、損益計算書と 収入金額が違ってきてしまいますが、それはそれでよいので しょうか。 収支計算書の目的は単純にお金の増減を把握するための書類だから 関係ない、と考えて良いのでしょうか?
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>収支計算書は現預金の流れに沿って収支をつけたもの というのは一応の考え方であって、具体的には資金の増減を記載したものです。 「資金」とは何をいうのかは、法人が決めて「重要な会計方針」に記載します。現預金だけを資金とする場合もあれば、未収金・未払金を含めたり、売掛金・買掛金以外の未収未払金は含めなかったりする場合もあります。 例えば、商品を翌月払いで販売した場合、現預金だけを資金の範囲とした場合には、商品発送時点では現預金が増加しないので支払われるまでは収入ではありません。未収未払金を含めた場合には、例え入金がなくても債権が増加(財産が増加)しているので収入となります。 通常は未収未払金を資金に含めるのが一般的でしょうが、商品を販売しても回収するまでは安心できないから資金を現預金に限定する、というようなこともあるでしょう。 損益計算では商品を発送すれば売上げと認識しますから、収入になります。 損益計算と収支計算で特に違うのは資産の購入でしょう。損益計算では資産の購入は計上されず、減価償却費が計上されます。収支計算では減価償却費は計上されません。 収支計算書はあくまでキャッシュフローを把握するためのもので、利益・損失を計算するための損益計算書とは作成目的が違います。
お礼
ご丁寧な回答有り難うございます。よくわかりました。 資金の考え方、作成目的が違う、という点で理解が出来ました。 有り難うございました。