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「加之」と「之加」は両方とも「しかのみならず」と読むのでしょうか

昭和12年頃に書かれた個人の手記ですが、「 」で括った漢字の読み方又は意味を御教示ください(大学卒の方です)。 1「加之」と「之加」は両方とも「しかのみならず」と読んでいいので  しょうか。 2 萬全たるを「保し得ば」・・・。 3 私は断じてそれを「不可」と思った。 4 日支の「楔を」なして死ぬなら・・・。 5 人触れば人を斬るの「慨に」・・・。 私の解釈は以下のとおりですが 1 しかのみならず これにくわうるに 2 やすんじえば 3 よからず 4 ささえばしらを 5 いきどおりに  

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  • garamond
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回答No.2

1「之加」だけなら「加之」の誤りでしょう。 2「保(ほ)す」は、保証、担保もしくは確保の意でしょう。 5「慨」は正しくは「概」ですが、「慨嘆」「慷慨」などの類推で「気概」を「気慨」と書くのと同様でしょう。 「人触れば人を斬る」は頼山陽の詩「前兵児謡」が出典で、 「人触斬人馬触斬馬」〔人触(ふ)るれば人を斬り、馬触るれば馬を斬る〕 ですから、「触るれば」と読みます。 http://www.yk.rim.or.jp/~smatu/henkan/alljapan/raisanyo/heko.htm 文語の「ふるれば」は口語の「ふれれば」に当たります。 既定条件「降れば」に対して仮定条件の「降らば」があるように、 「触るれば」に対する「触れば」があるとはいえ、 ここにそれを持ち込むのは妥当ではありません。

参考URL:
http://www.yk.rim.or.jp/~smatu/henkan/alljapan/raisanyo/heko.htm
e101
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 質問5は頼山陽の詩「前兵児謡」が出典とのこと参考になりました。戦前に書かれたものなので現代の送り仮名とは違っており、読み解くのに苦労します。人触ればは、人触るればのつもりで書かれたものと解釈します。他人が書いたものに振り仮名を付ける作業は、その意とするところを深く斟酌しなければならず大いに悩むところです。広く意見を求めることはたいへん参考になり、mannequinkatzeさんやgaramondさん以外の方々からも多数回答をお寄せくださいますようお願い申しあげます。

その他の回答 (1)

回答No.1

1 「之加」という形は見たことがありません。書き間違いだと思います。「加之」のルビとしてよく目にするのは「しかのみならず」と「しかも」の二つのような気がします。文体と連動します。「これにくはふるに」は見覚えがありませんが、べつにそう読んで悪いということはないでしょう。「これにくはへて」でもいいんじゃないかしら。 2 「ほしえば」でしょう。 3 「ふか」です。 4 「くさび」ですね。 5 「慨」は「概」の誤りで「がいに」でしょう。

e101
質問者

お礼

さっそくの回答ありがとうございました。 私のは深読みのし過ぎで単純に読んだほうがいいのでしょうか。 いずれにしてももう一度図書館に行くことになると思いますが、あなたのお薦めの辞書があれば教えてください。